標的１９２…新アイテム。届けられる小言（１） ページ2
薄暗く広いホールに、光り輝くレオンを中心に無数の糸のようなものが人にまで張り付いて、空間いっぱいに張り巡らされた
そんな糸を六道骸は、無造作に引き剥がす
骸(犬)「そうか…アルコバレーノ、君の仕業だな」
リ「ちげーぞ。こいつは形状記憶カメレオンのレオン。オレの生徒が成長すると羽化するオレの相棒だ
どういうわけか、生徒に試練が訪れるのを予知するとマユになるんだ」
骸(犬)「クフフ…それは面白い」
骸(千)「最後に何を見せられるかと思えば、ペットの羽化ですか」
骸(獄)「まったく君達はユニークですね。クハハハハハ」
『Σっわ、笑われて…！(いったいこの現象とディーノさんが跳ね馬になるのに、どういう関係が…)』
リ「見てみろ、アユ」
もやもやと悩んでいた歩美は、リボーンの指さした先に視線を向けて…また首をかしげた
光り輝くレオンが、口をくちゃくちゃと動かしながら膨らんでいるのだ
リ「新アイテムを吐き出すぞ。オレの生徒であるお前専用のな」
『Σはぇ！？』
リ「ディーノん時は、“跳ね馬のムチ”と“エンツィオ”を吐き出したんだ」
『Σえぇ！？(っと…いうことは、エンツィオはレオンの子供！？)』
徐々に膨らんでいくレオンを見上げながら、ムチを使いこなすディーノや凶暴なエンツィオの姿が浮かんで…希望が見えながら少し怖さがきた
骸(犬)「いつまでの君達の遊びに付き合っていられません。小休止はこのくらいにして、仕上げです」
リ「くるぞ」
『はい！』
骸(犬)「では目障りな…こちらから」
ガキンッ
ブシャアッ！
『っ、あ！』
何かが弾かれる音とほぼ同時に、城島犬の姿の六道骸によってレオンが真っ二つに切り裂かれてしまった
地面に落ちたレオンは粘土のように元に戻り、そして…空中に弾かれた何かが、ゆっくりと歩美に向かって落ちてくる
リ「無事みてーだな」
『あ、れが…んぇ？』
ぽふん
『ん、んぇえ？？』
歩美に落ちてきたものはやけに柔らかくて、さわり心地のよい…英語で“AYU”目立つ…
『っけ…毛糸の手袋…！？こ、れで…どう戦えば！？』
リ「……さーな。とりあえずつけとけ」
『Σは、はい！？』
リボーンに言われて、歩美はしぶしぶながら、戦いにどう役立つのかわからないそれを身につけた…あったかい
骸(犬)「最後まで面白かったですよ。君達は」
『Σっ！！』
城島犬の姿の六道骸のヤリの先端部が、歩美に向かって突き刺さろうとした
続く
標的１９３…新アイテム。届けられる小言（２）→←設定…初期設定追加点等(今回有)
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十六夜☆(プロフ) - Ray@二次元LOVEさん» 指摘コメントありがとうございます！でも問題は無いので大丈夫です！ (2019年9月1日 23時) (
レス) id: f83bc8c19a (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 標的222にて恐らくですが、夢主の名前と家光の名前が光景になっています (2019年8月27日 1時) (レス) id: 0d5710c941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2019年6月23日 23時
