標的２１４…少年の目的。圧倒的実力差（４） ページ25
続き
六道骸との戦い以降、歩美はだいぶ死ぬ気になるための感覚を掴んでいたため、なんとかすぐに死ぬ気モードになることができた
ちなみに、死ぬ気弾は連続で10回使うと不吉なこと…不治の病にかかってしまうらしいため、事前にDr.シャマルに検査してもらい予防接種は済ませているのは…余談である
己の腕を折れるのではという程の力で掴んできた歩美に、男は驚きながらもその姿をまじまじと観察して…その表情をさらに驚愕にゆがめる
「ゔお"ぉい、なんてこった…死ぬ気の炎に…このグローブのエンブレムは…まさかおまえ、噂にきいた日本の…そうか……お前と接触するために……ますます貴様ら、何を企んでんだぁ！？死んでも吐いてもらうぞぉオラァ！！」
『はぁっ！！』
「よえぇぞ！」
死ぬ気モードとなった歩美は男の迫力に怯むことなく殴りかかろうとするが、その手は簡単に抑えられて反撃をくらう
リ「死ぬ気弾じゃ歯が立たねーのか
(本当は小言弾でハイパーな死ぬ気モードにしてえとこだが、あれを使うとアユは1週間筋肉痛で動けなくなるからな…)」
リボーンが思案している間にも、歩美は男とのほぼ一方的な攻防を続けて…ついに歩美の死ぬ気が痛みの恐怖に負けて、額の炎が消えた
『Σっ、あ…』
「ゔお"ぉ"い、もう終わりかァ？腑抜けが！！」
ドシュシュッ
『Σぅ、うぁ…っ！！』
男が山本を倒した時と同じ火薬を歩美に向けて放ち、とっさに身を守ろうと両手で顔をかばった
ドガガン
……しかし、その火薬は歩美に当たることは無く、歩美にとどく前に横切った何かに撃墜され、その場を爆煙で包み隠した
そんな、歩美を守ったそれの持ち主である少年は、満身創痍の様子で歩美の隣にいた
『っ、あ、ありがとう……だ…大丈夫？』
「拙者は“バジル”といいます。親方様に頼まれて、沢田殿にあるものを届けにきたのです」
『Σわ、私…？(って、親方様…って？)』
バ「ハァ、ハァ…これです」
そう言って少年…バジルが見せてきたのは手のひらサイズの薄い小さな箱で、中には7つの少々不格好な指輪が入っていた
『……コレ、は？』
バ「何かはリボーンさんが知ってます」
『…リ、リボーン…』
バ「リボーンさんはわけあって戦えません。これを持って逃げてください」
『Σは、はい！？』
「ゔお"ぉい」
状況がのみ込みきれないままに箱を受け取った歩美だったが、直後に聞こえた声に消えかけた恐怖が戻ってくる
続く
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十六夜☆(プロフ) - Ray@二次元LOVEさん» 指摘コメントありがとうございます！でも問題は無いので大丈夫です！ (2019年9月1日 23時) (
レス) id: f83bc8c19a (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 標的222にて恐らくですが、夢主の名前と家光の名前が光景になっています (2019年8月27日 1時) (レス) id: 0d5710c941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2019年6月23日 23時
