標的２４９…守られた約束と未来からの帰還（後編） ページ47
続き
骸……大人げねーよ。けど、時間おしてんならオレも早くすっか
『恭弥。悪ィんだけど、骸とふたりきりで話してーから、ちょい席外してくんねーか？』
恭「……僕に言えないことなんだ」
『ああ。言えねーことだ』
恭「……」
恭弥は無言で椅子から立って、骸をひと睨みしてから病室を出ていった
残されたのは、オレと骸…
『……あっちの俺…まだ生きてた』
10骸「行ったんですね…正直、行けば帰っては来ないのだと思っていました」
『言ったろ？お別れしたんだ…オレの意志で
それに、まだ約束をはたせてねーからさ』
10骸「……僕は、Aが自らの意志で…こちらで生きていく決意をしたというのが……それだけで…」
そのままオレの腰に抱きついて顔を埋めてくるもんだから……なんか、恥ずかしいけど引きはがす気も起きなくて…仕方ねーから、恭弥が迎えに来るまでの間はその頭を撫でてやるよ……パインのヘタが邪魔だなぁ
その後しばらくしたら恭弥が来て、オレにしがみついてる骸に殴りかかるなんてトラブルは起きたものの…オレ達はなんとか時間前には沢田くん達のとこに集まれた
ボンゴレ匣…定春達は、過去の世界に存在しねーもんだからって、置いてくことになっちまった…
『定春ぅ…強く生きろよォ』
定「かぷっ」
『Σぐっ、うぅ…』
相変わらず頭を噛んでくる定春の頭を撫でて、名残惜しいが離れた……あっちの定春も、元気にやってんだろうなぁ…
しっかし、これでもう…未来とはお別れだ
入「タイムワープスタート！！」
入江くんの言葉と共に、視界が白く染った……来た時みてーに煙まみれじゃなくてよかった…
どこかに吹っ飛ばされるような浮遊感に襲われる中…急に視界が開けた
そこは、桜の花びらが舞い散る見慣れた夢空間……けど、もう…あのただ深い湖はなく、笑ってるあいつらも懐かしいターミナルもなくて…
けど、お前はいるんだ……桜の大木の前に立って、いつもオレを出迎えてくれる…
そいつはなんかを伝えようとしてるけど、声は聞こえねェ……けど、その言葉は確かに聞こえた気がした…
骸「(おかえりなさい)」
目を閉じれば、スッと…オレが感じてた浮遊感が消えて、確かな地面の感覚が伝わってきて……かぎなれた故郷の町の匂い…
目を開いた時には、もう…桜の木もあいつもはなかった……けど、これだけは…
『ただいま』
眼前に広がる青々とした大空…
ただいま…オレの世界
標的２５０…誓った約束とおかえり→←標的２４８…守られた約束と未来からの帰還（前編）
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凛 - 終わっちゃった。番外編とかがみたいです！ (2022年12月29日 21時) (
レス) @page50 id: 2bc0f45ebb (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 神作品だーーーーーーーー！もう、幸せすぎてやばーーーーーーーーーーーーい！ (2019年2月9日 23時) (レス) id: 5c598967d2 (このIDを非表示/違反報告)
純弥(プロフ) - 神作品（涙）REBORNと銀魂コラボ作また作ってほしい。次作も楽しみにしています! (2019年2月9日 0時) (レス) id: e9146b2ebf (このIDを非表示/違反報告)
レインガーナ(プロフ) - 終わってしまった(泣)次回作も絶対見ます！お疲れさまでした！ (2019年2月8日 20時) (レス) id: c89d3d410a (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 十六夜☆さん» なるほど！そういう事ですね！次回楽しみにしてます♪ (2019年2月8日 12時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2018年12月21日 1時
