【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【未来編後編・完結編】

標的２４８…守られた約束と未来からの帰還（前編） ページ46

Aside


目を覚ました時、俺を出迎えたのは恭弥と骸のドアップ…当然驚いたオレは頭突きをかまし、三人して痛みに悶絶しながらうずくまった



『いっ…つぅ…なんでお前らそんな近ェんだよ！』

恭「っ……Aが…勝手に死にかけてるのが悪い」

10骸「そぅ…ですね。約束もまだ果たされていないのに、死なれたりなんかしても困ります」

『ツンデレ乙』

10骸「ツンデレではありません！」

『けど、だからオレは…戻って来れた』



こいつらの声が聞こえなかったら、オレはこっちを忘れて戻ってただろう…そうならなかったのは、こいつらと約束のおかげで……



『お前らが、オレを呼んでくれてたおかげで…オレはあっちにお別れする覚悟ができて、こっちに戻ってきた』

恭「…お別れ？」

10骸「……」



骸は知ってたのか、何も言わねェ……けど、それでいい



『心配かけちまって、ごめんな…』



ただ、あっちに置いてきた奴らが俺のために泣いてくれる…その分まで、オレに笑って生かしてくれ



『ところで…白蘭との戦いはどうなった？』



オレがいるのは、見覚えのある壁だから…多分、ボンゴレアジトの一室…


恭弥と骸曰く、オレが気を失ったあと白蘭と沢田くんが大技をぶつけ合い、白蘭がマーレリングを残して完全消滅したらしい……一応血の繋がった兄貴が死んだって考えると、ちょっとモヤッとしなくもない…


あと、ユニとγは縮んでたらしい…比喩じゃなくてマジで

本来は死んでも当たり前な量の死ぬ気の炎をおしゃぶりに注ぎ込んだふたりは服を残して消えて、最初は死んじまったと思ったらしいが…ユニのデカい帽子に入ってたらしい

今は死ぬ気の炎を消費しすぎたせいで眠ってるが、そのうち回復して目を覚ますだろう…っつーのが、赤ん坊と他の赤ん坊連中の見解らしい


白蘭が死んでマーレリングの能力が無効化されたことで、全パラレルワールドで白蘭がしでかしたことが全部抹消される

それに、ユニがホントの意味で死ぬ気で灯した死ぬ気の炎を赤ん坊達が永久発火させて、オレ達の時代のマーレリングを封印してくれるとも


これでもう、白蘭みてーなのが出てくるこたァねーってこった…



『なら、あとは帰るだけなんだな？』

恭「そうらしいよ。僕としては、この時代のボス猿とか、そこにいる南国果実とか…咬み殺す時間が欲しかったんだけどね」

10骸「クフフ。またこのような機会があれば、いつでも相手をしてあげますよ」



続く

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