【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【未来編後編・完結編】

標的２４５…大空の衝突と終戦 ページ43

Noside


場所は、決戦が行われている未来へと戻り…


ユニとγ…そしてAを包んでいた膨大な大空の炎が掻き消えると同時に、ユニとγの服だけが残されて消え、Aはぷっつりと意識を切らせて地に伏した


慌てて駆け寄った綱吉の目に消えたふたりの姿は確認できず、唯一Aが眠っているだけなことに安堵のため息をこぼす

そして、彼らが命懸けで挑んだアルコバレーノ復活は…いまだ時間がかかりそうではあるものの成功しているようだった



白「ねぇちょっと…何してくれてんのさ？やっと見つけたパズルの最後の一ピースが死んじゃったよ……すべておじゃんじゃないか…
８3を覚醒させ、時空を超えた覇者になる僕の夢は…君達のくだらないお友達ごっこのせいで散ったんだよ…

この意味が…わかっているのか！！」



白蘭の激昂の瞬間、綱吉から今までにないほどの炎の波動が放たれ、白蘭の炎が一瞬掻き消える

そして、その綱吉の今の原動力となっているのは……純粋な怒りと悲しみ



ツ「誰がユニを殺したと思っているんだ。お前がこんな世界にしたから…ユニは……死んだんだ！！

オレはお前を許さない！！白蘭！！」



綱吉の額の炎が燃え上がり、グローブが力強く輝く



白「ハハハ、ナンセンスだよ！！君という人間はなんて茶番なんだ！！
あの娘に、装置としての行列な意味を見出すならわかる！！なんせユニは、僕が全知全能フルオプション付きの神になるためのスーパーアイテムだったのだからね！！
だが、ユニをあたかも一人の女の子として扱い尊び、ヒューマニズムで僕に楯突こうなんてのは、一時のホルモン分泌に踊らされた陶酔だよ。人のつくる利己的な社会に生きる子供の答えとしては、5重ペケさ！！
寄せ集めの偽善より、個人のドス黒い欲望や執着の方が強い。この世界はそうできてる！！」



白蘭の手が輝き、その足がぶくぶくと膨らみ地に根のようなものを張って体を固定する



ツ「…オペレーションX(イクス)……」



そして綱吉もまた、大技の構えをとる



白「まったく無意味なことをしてくれた！！あのおしゃぶり付きの人形は、僕に最高のオモチャを与えてくれたのに！！」

ツ「それ以上ユニを侮辱するな！！白蘭、お前だけは！！」



ふたりの力だ最高潮に達し、周囲の結界がその余波に耐えきれずにひび割れていく



白「消えろ！！」

ツ「くらえ！！」


白「らあああああ！！」
ツ「うおおおおお！！」



淀んだ黒と、澄んだ橙が…ぶつかる

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