【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【未来編後編・完結編】

標的２０６…眼鏡(本体)と勝利概念（前編） ページ3

Aside


勝敗がチェルベッロとかいう審判から告げられた…っていうか、10年前の争奪戦の時にもいなかった？不老不死なの君ら？



ツ「正一君！！」



おっ、と…沢田くんと合流してきた獄寺くんが、俺と同じように入江くんに駆け寄ってきた



ツ「死なないで！！」

『縁起でもねーこと言ってんじゃねェよ』


ビシッ！


ツ「Σいでっ！？」

獄「Σ10代目！！」



あんまり深刻そうな顔で縁起でもねーこと言うもんだから、つい手が出てチョップしちまったじゃあねーか

なんで殴られたかわけわかんねーって顔してる沢田くんに、不機嫌顔の獄寺くんから奪い取ったものを見せてやる



『ほら見ろ。無傷っちゃあ言えねーが、入江くんはちゃんと無事だ』

ツ「ぇ……あ、あのぉ…」

『言わなくてわかってる。少しとはいえ、下手に動かしゃあ危険だからな…慎重に扱わねェといけねェ』

獄「つかそれ……入江の眼鏡じゃねーか」

『そうだけど？』



見せてたのは、レンズの片方にヒビが入った入江くん(本体)だ

まだ意識を失ったままの入江くん(眼鏡掛け器)に入江くん(本体)を掛けてやりながら、心底不思議げに(を装って)首をかしげた



『だって、眼鏡掛けてる奴って…眼鏡が本体だろ？』

ツ「Σそんなわけないじゃないですか！！」

獄「Σ何言ってんだてめぇは！？」



よし、ちょっとはシリアス抜けられたか？シリアスは苦手なんだよなァ…これからのシリアス濃度を考えると、ちょっとはギャグ要素入れとけ！



入「……う…」

ツ「正一君！！」

『お、目ェ覚めたみてェだな』

入「……チョイスは…どうなった…？」

獄「『……』」

ツ「……ゴメン。負けたんだ…」

入「なんだって！？」


ガバッ！


『Σどわっ！？』



横腹に風穴空いてるっつーのに、入江くんは驚いたように急に起き上がってきた……ってうぉい！！無茶すんな血がァァ！！



入「そんなことは許されない！！勝たなきゃ…！！勝つんだ！！まだだ！！戦うんだ！！」

獄「おいお前っ、動くな入江！！」

チェ「チョイスバトルは終了致しましたので、全通話回線を開放します」

『ちょまっ、血がやべェって！！』

入「白蘭サン！！僕はまだ戦える！！」



諦め悪くバタつく入江くんをなんとか抑えて、シャツでできる止血を試みる…が、あんまり動くから上手くいかねェ……(怒)



続く

標的２０７…眼鏡(本体)と勝利概念（中編）→←設定:初代風＆真7弔花の風＆風のボンゴレ匣形態変化

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す