【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【未来編後編・完結編】

標的２２３…弱った白と風の出生（前編） ページ20

Aside


騒ぐスクアーロを軽く治療して、アジトの外の適当なところに隠しといた

その後…なんか不機嫌そうなザクロに連れられて、ドデカいホテルの一室にいた


視界の隅に真7弔花の内の三人がいて、今俺の目の前には…

冷えピタ貼って、体温計くわえて、マシュマロの袋抱えて、毛布にミノムシ状態の…ソファーに寝てる白蘭



白「やあ、おかえり。A♪」

『いや、何してんだよ』

白「あ、これ？少し無理しちゃってね♪」

『どう無理したらそんな状態に…いや、そうじゃねーよ
風邪ひいてんならベットで寝ろ。マシュマロじゃなくてお粥でも食ってろ。悪化させてーのか』



無駄に豪勢な部屋によく合うデカい天蓋付きベットやら、使うかどうかも怪しい最新のキッチンやらを指さしながらマシュマロを没収してやれば…白蘭は心底驚いたような顔で俺を見てくる



白「……心配、して…くれてるの？」

『意外かよ』

白「うん」

『即答……風邪ひいて体調崩してる奴に、敵も味方もあるかよ。俺ァそこまで腐っちゃいねェ』



当然だろ…と、ついでにつけ加えて言ってやれば、白蘭は少しポカンと唖然とした後に…栓が抜けたように笑う……って、笑ってんじゃねェ！！


とりあえず一発叩いてやろうかと近づけば、身体を伸ばしてきて俺の腰に抱きついた……セクハラだァァ！！



白「この世界のAは、随分と…優しくてお人好が過ぎる」

『他のパラレルワールドの俺って、そんなお前に優しくねーの？』

白「顔を合わせる度に、問答無用で木刀を振りかぶってくるよ」

『……他の俺に何したんだよ？』

白「兄妹ではあれど敵同士なんだから、それくらいが普通だろう？だから今、僕らしくもないけど…ちょっとだけ感動してる」

『Σそんなにかァ！？』



感動を言葉だけじゃなく体全体で表現するみてーに、抱きついたままの俺の腹辺りに顔を擦り付けてくる……だからセクハラァァ！！つか、ガキか！？


いい加減くすぐったくなってきて、くっついてきてる白蘭を引き剥がしてソファーに戻す



『俺ァお前に聞きてェことがあったから、わざわざここまで来たんだっつーのッ！！
まず！…メンバー減った？』

白「メンバー…真7弔花のことかな？うん。減ったね
トリカブトは、ユニちゃんを迎えに行ったんだけど…沢田綱吉達にやられちゃったみたい
デイジーは、雲雀恭弥に捕まっちゃったみたいで、カルミアは…雲雀恭弥にボコボコに滅多打ち…」

『うわぁ…』



続く

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