【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【未来編後編・完結編】

標的２１４…大空達の覚悟と決断（前編） ページ11

Aside


前に出てるっつーのに、相変わらず恭弥はできるだけ俺と白蘭の前に立ってる……普段からもそういう気遣いを…いや、やっぱ違和感キツイ



ツ「なにげにみんな闘う気になってるー！！」

『沢田くん。世の中弱肉強食なのだよ』

ツ「い、いや、そういう問題じゃ…」

白「まあ落ち着こうよ、桔梗ちゃん
ユニちゃんは病気で、ずっと眠っていたも同然だったんだ。急に目が覚めて、気が動転してるんだよ」



病気で眠ってたって…嘘で固めるにしても今更すぎねーか？



白「じゃあこうしよう、ユニちゃん
チョイスで勝利して僕がもらえるはずだったトゥリニオットは、手に入れるまでとても苦労したし、すごく大事なものだよ
でも、もしユニちゃんがミルフィオーレに帰ってきてくれるんなら、ボンゴレリングはボンゴレファミリーに返してあげてもいいし、Aもしばらくはそっちにいるのを許すよ」



……っつーか、許すってなんだよ
元々俺の居場所はこっちで、恭弥の隣だっつーの！何様だてめェは！！俺様何様お兄様か！？



ツ「え！？で…でも白蘭て、ボンゴレリングも坂田さんもメチャクチャ欲しがってたんじゃ！！」

『欲しがってたって…沢田くん。俺はものじゃねーんだけど…』

ユ「白蘭。なぜあなたが私を欲しているのかは、わかっています
わかっているからこそ、あなたの元へ帰るわけにはいきません」

白「ふうん…じゃあやっぱり、ボンゴレリングもAも僕のものだ。二人が逃げ込もうとしている連中に、ミスミス武器を渡すつもりはない
っといっても…かんじんの白馬の王子様は、ユニちゃんの願いにビビってるけどね」

ツ「Σい"っ！！」

『だから、ものって…』



俺はものじゃねっつーの！！



ユ「ボンゴレリングはあなたのものじゃないです。白蘭

おしゃぶりは、アルコバレーノのもの…

ボンゴレリングは、ボンゴレファミリーのもの…

これは真理です

そして、血縁であるからと言って、坂田さんは白蘭…あなたの所有物ではありません」



正論だ！普通に正論のはずなのに、スルーされすぎてすげェ嬉しく感じる！！



ユ「なのにあなたは、トゥリニオットを手っ取り早く安全に手に入れるために、無理矢理チョイスを開催しトゥリニオットを賞品にしました
私の魂があるかぎり、トゥリニオットの一角をになう大空のアルコバレーノとして、それは許しません
すなわち、争奪戦は認めません

チョイスは無効とします！！」



続く

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