標的202…風の形態変化と退く風(後編) ページ47
注:ネーミングセンスゥゥゥゥ!!by十六夜☆
続き・観戦side
モニター越しに、Aの言葉に反応した定春が白い炎を纏ってAに……頭からかぶりついた
ハ「Σまた食べちゃいましたよ!?」
バ「頭にかぶるタイプの武器なのでしょうか?」
リ「初代風の守護者の武器はちげーぞ
初代風の守護者は出身不明で、旅の途中でイタリアに流れ着いたところをプリーモに拾われて、ボンゴレに入ったんだ
基本アジトにとどまらずに世界各地をふらふらと…それこそ、風みてーに旅をするような奴だ。それでも、相手に合わせて形を変える戦い方には誰もが一目置いていた
だが、いざボンゴレが…プリーモに窮地が訪れれば、各地に散るほかの守護者の誰よりも早くその場に駆けつけた
その両手に、拾われる以前から愛用していた日本刀と、プリーモから譲り受けたベレッタを構えて…な」
戦場side
定春の放つ白い光が収まれば、そこに定春の姿はなく…その代わりに、Aの手には定春の顔のレリーフが掘られたベレッタと、つばが犬の形をした日本刀を携えていた
全ての天候の起点となる自由奔放な風と謳われた
ズガン!!
狙いを定めて即座に発砲したAの銃弾は、咄嗟に避けられたためカルミアに当たることはなかった
ズガン!!
さらに続けざまに放たれた白い死ぬ気をわずかに灯した銃弾が、再びカルミアに向かう
『拡散!!』
軌道を予測し、タイミングを計っていたカルミアは目を見開いた
何故ならば、正面に迫ってきていた一発の銃弾が……何十発にも増えて向かってきたのだから…
想定していた動きで避けきることが出来ないと判断したカルミアは、張り巡らせた空中のワイヤーから地面に転がり落ちた
『やっぱ終わんねェよなァ…これだけじゃ』
カル「…今の銃弾…わずかだが、風属性の死ぬ気の炎をまとっていた。風の“増減”を利用し、発砲後も増減を自在にしたか…」
『ご名答。まったくもってその通りだぜ?文句のつけようがねェよ
んで?これにお前はどうくんだ?』
負ける気など毛頭ない…不敵な笑みでカルミアを挑発するように話すAに、カルミアは静かに……
カル「………
…逃げる」
『………ン…はっ、ぇ?』
カルミアは早々に踵を翻し、Aに背を向けどこかへと走り去って行った…
一人残されたAは、唖然と…カルミアが走り去って行った方角を見つめていた
標的203…絡まる糸と決着(前編)→←標的201…風の形態変化と退く風(前編)
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アイ - とても面白いです!ついイッキ読みしてしまいました!更新楽しみにしてます (2018年11月29日 17時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - はじめまして!銀魂もリボーンも大好きです!このお話、とても楽しいので私、応援しています!これからも頑張ってください! (2018年11月4日 9時) (レス) id: 7406046dda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2018年10月20日 23時