標的198…ゲーム開始と風の衝突(中編1) ページ43
続きNoside
綱吉が敵の一人…トリカブトとの戦闘に勝利で終えた頃、Aは標的であるデイジーに向かっていた
入〈坂田さん!近くに敵の反応がある!1ブロック先を右折して、2ブロック先で左折後に停止だ〉
聞こえてきた指示に従って移動を始めたAは、右折して直進……は、できなかった
『…ッ!!』
曲がった直後に何かを見つけたAは、銀チャリを足場に勢いよく飛び上がって地面に転がり落ちた
スピードを落とさないまま銀チャリは、Aが飛び降りた直後にまるで何かに切り裂かれたように…三つに別れて爆発した
『あっ、ぶねェェ…!!』
入〈坂田さん!!一体何が…!?〉
『敵襲だ。敵さんもこっちに負けず劣らず、罠仕掛けてたみてェだぜ』
疲れたように笑ったAが上に視線を向け、そこにいた…空中に立つように、死ぬ気の炎を一切出していない薄ピンク色の髪の男を睨みつける
観戦side
ハ「何もないところに人が立ってます!!」
バ「スクーターが勝手に…敵の幻術でしょうか」
リ「ちげーな…ん?あいつの足元をよく見てみろ」
映像越しに見づらいながら見れば、キラリと…光に反射して何かが光った
10ディ「アレは糸…ワイヤーか!」
10スク「細く強靭な糸は、やりようによっちゃあ刃物を使わずに相手を斬れる。うちのベルも昔からよく使ってる手だぁ」
ジャ「あのワイヤー、最近開発されたものよりも細いですよ!?」
10ビ「普通のワイヤーでさえ認識しづらいのに、さらに細いのを相手にするなんて…」
恭「ッ…A」
戦場side
敵の姿を確認したAは、燃え上がる銀チャリの残骸を一瞥して木刀を抜く
『てめェ…なんてことしてくれやがってんだコラ!てめェのせいで、俺の銀チャリが爆散しちまっただろうが、この野郎!!』
カル「………」
『おいコラ!!無視すんな!!』
カル「……愚か」
『Σはァ…ぁんッ!?』
男…カルミアの声が聞こえた瞬間、また何かを視界に捉えたAが咄嗟に横に転がれば、Aが立っていた地面に細い傷が数本はいる
Aが避けることはわかっていたのか、カルミアは特に何か感じた様子もなく軽やかに地面に降り立ち、這いつくばっていたAはカルミアを睨む
『人の話は最後まで聞かなきゃいけませんって、教わんなかったのかァ!!悪役の口上しかり、ヒーローの変身シーンしかり、邪魔しちゃなんねェタイミングっつうもんがあんだろ!?わかれよ!!』
続く
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アイ - とても面白いです!ついイッキ読みしてしまいました!更新楽しみにしてます (2018年11月29日 17時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - はじめまして!銀魂もリボーンも大好きです!このお話、とても楽しいので私、応援しています!これからも頑張ってください! (2018年11月4日 9時) (レス) id: 7406046dda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2018年10月20日 23時