標的１７２…ミックスとザンザスの炎（中編２） ページ17
続き
上にいるおるげ…おっさんは、ベスターがなんなのか分からずに混乱してるみてェだ……仕方ねェ、ヒントくらいやるか
『ベスターは…ライオンでも、トラでも、ねェよ』
10ザン「
そう、ベスターはライオンのメスとトラのオスとの異種交配で生まれる混血の子供がモチーフの匣兵器……
…と、いうより…匣に注がれる大空の炎にザンザスの憤怒の炎が交じることで、大空と嵐の二つを兼ね備えたハイブリッドなベスターが生まれたらしい…
そうこうしてると…ザンザスがベスターを呼んで、俺の上着のえりを引いて猫みたいな体制で引っ張って…ぽすん…と、ザンザスの膝の上に目を覚ました時と同じような体制で座らせられる……ナンデヤネンンん…
ベスターも足元に伏せさせて、そのまま匣に戻した
10ザン「次に、こいつが開匣された時が…てめーらの最後だ
だが、死に様ぐらい選ばせてやる。楽に死にたければ、白蘭のカスをここへ呼べ」
『ぇえ…俺、会いたく、ねェ…』
10ザン「奴はオレがカッ消す。お前はただ、黙って寝ていろ」
そう言って俺の後頭部に手を添えてきたザンザスが、そのまま俺の顔がその胸元に引き寄せられる…カタイぃ……が、あったかい…これは寝れる
ザンザスもまともに相手をする気がなくなったのか、ゆったりと深くイスに背を預けた……つか、さり気なく俺の体をホールドすんなよ。ちょいきつくて苦しい
そのまま寝れそうだったのに、ジルのコウモリが周囲を囲んでるのが気になりすぎて寝らんねェ…
どっかの雑魚キャラみてェなセリフをはくジルに、定番通りならそろそろ仕掛けてくんぞー…とザンザスを見上げれば、その古傷の引いた顔にまた不機嫌の色が見えた
ジル「ちょうど白蘭様への定時報告の時間だ。特別に、白蘭様と話をつけてやらないでもないぜ…
もちろん話す内容は……おまえの死についてだ！！」
それと同時に周囲のコウモリ達が一斉に攻撃してきたみてェで、周りのガレキがハデな音とともに爆破して、それが迫ってくる
ぶつかる…寸前に愛用の銃を構えたザンザスが、隠れたコウモリ達を一瞬にして消し去った
続く
標的１７３…ミックスとザンザスの炎（後編）→←標的１７１…ミックスとザンザスの炎（中編１）
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アイ - とても面白いです！ついイッキ読みしてしまいました！更新楽しみにしてます (2018年11月29日 17時) (
レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - はじめまして！銀魂もリボーンも大好きです！このお話、とても楽しいので私、応援しています！これからも頑張ってください！ (2018年11月4日 9時) (レス) id: 7406046dda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2018年10月20日 23時
