標的167…生還報告と一時の休息(中編2) ページ12
続き
運ばれた先のバスルームに押し込められた後…軽くシャワーだけを浴び眠気を覚まし、着替えがあるであろう脱衣所へ行く
そこにはなんでか…周りにいる連中と同じ、ちょっと派手目の黒い服
『……ライザ、そこいるだろ』
10ライ「いるけど、どうかした?」
脱衣所の扉の向こう側に声をかければ、予想通りの返事が返ってくるから、俺は目の前にきれいに置いてある服をつまみあげる…しかもコレ、ライザと同じじゃね?
『……なんで俺の着替え、ヴァリアーの幹部隊服なわけ?しかも見た目、おまえと同じなようにしか見えねェんだけど?』
10ライ「私のだから、見た目が同じなのは当たり前じゃない。仕方ないでしょ?ここはミルフィオーレの拠点だったから、服は白いのしかないけど、あんなの貴女には絶対に着せたくないし…もしかして、ボスから借りてきた方がよかったかしら?」
『いやいいありがとう!いい薬です!』
10ライ「?…薬じゃないわよ?」
気にすんな!と言いながらライザの物らしき服に着替えて、慌てて脱衣所を飛び出せば…ライザは驚いた顔をしたあと、良く似合うと言って微笑んだ……そういうところだぞおまえェ!!
そのあとまた担がれて部屋に戻れば、ルッスがエプロン着てメシを用意してるところだった…フリフリキツイ
席につかされ、目の前に置かれたのは…ボンゴレパスタ
『……ルッス、おまえぇ…仮にもボンゴレ幹部に出すかァ?普通…』
10ル「あら。押され気味の今のボンゴレを食べる勢いで活躍して、また世界にボンゴレ最強ってのを示してね、っていう遠回しな応援のつもりだったの…お気に召さなかったかしら?」
『ああ、なるほど…サンキュ。へろへろだけど、仲間も日本で頑張ってるみてェだし、俺も頑張ってみるわ』
そう言って少し無理して笑えば、ルッスは黄色い声で声援をくれて、ライザは心配そうに俺を見てきた……ボンゴレ美味い
談笑しながらもパスタをほとんど食べを終った頃、バンッ!と、部屋の扉が勢いよく開かれた…ちょっ、つま……んぐぅ…
10ル「A!?詰まっちゃったの!?」
10ライ「み、水!!
てめっ、スクアーロ!!扉くらい静かに開けられねーのか!!」
10スク「Σゔぉお!?す、すまねぇ…って、ちげえぞぉお!!敵襲だぁ!!さっさと動きやがれぇ!!」
10ライ「もう来たか…」
神妙な顔つきをしながら、俺の背中をさするライザに…シリアス感ねェなと場違いなことを考えてた…
続く
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アイ - とても面白いです!ついイッキ読みしてしまいました!更新楽しみにしてます (2018年11月29日 17時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - はじめまして!銀魂もリボーンも大好きです!このお話、とても楽しいので私、応援しています!これからも頑張ってください! (2018年11月4日 9時) (レス) id: 7406046dda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2018年10月20日 23時