標的122…招集と再戦? ページ10
Aside
夕飯を食べ終えて、大空戦を見に行くであろう恭弥の迎えを待っていれば…窓が閉まって風なんて吹かないはずの室内のカーテンが、ブワッと舞った
『……入ってくんなら、窓じゃなくて扉からにしてくんねーか?』
読みかけのジャンプを閉じて窓を見れば、そこにいたのは審判でお馴染みのたぬきフェイス…もとい、チェルベッロとかいう二人
チェ1「今晩の大空の争奪戦には、命ある守護者全員へ強制招集をかけております」
『強制招集ねェ…ボンゴレボス決定の瞬間を見届けろってか?』
チェ2「質問には答えかねます。しかし、武装はしなければ危険ということは伝えさせていただきます」
そう言った瞬間に、またカーテンが大きく風に煽られて…収まった頃にはもうどこにもいなくなっていた…はやっ、忍者かよ
その直後、静かになった病室内に扉をノックする音が響き、開かれた所から見慣れた顔が出てくる
恭「迎えに来たんだけど…誰かいたの?」
『んー…チェルベッロとかいう審判が来て、生きてる守護者全員に強制招集かけてっから、絶対来いよ!…ってさ』
恭「…絶対、そういう言い方はしてないよね」
『まぁな…んじゃま、頼むわ』
そう言って恭弥に手を伸ばせば、恭弥は不思議そうな顔で数秒俺を見たあとに…俺の手を取って立たせてくれた
恭「A…君、車椅子はどうしたの?」
『壊してねーよ?ちょっと細工の為に隠してきただけ』
恭「別に疑ってはないけど…また、なにか企んでるの?」
『…人聞きの悪ィな』
恭弥と軽口叩きあいながら、杖と腕に支えられて並中までの道を歩く…結構大変だな。車椅子二号でも用意しとけばよかったわ
……で、並中について見りゃあ、こっち側は雷(らしい)子牛以外の全員が来てる…まあ遅くもなく、早くもなくって感じでついた
恭「用件は何?」
『勝つ瞬間、見届けに来てやったぜ〜』
ツ「ヒバリさん!!坂田さん…は、車椅子は?」
『ん、ナイショ』
リ「奴らも来たぞ」
そうして視線を向ければ、相手側がぞろぞろと現れた…檻に入ってるのとか、ベットごとのやつもいるけど、大丈夫か?
かと思えば、チェルベッロの一人が簡易な酸素マスクをつけた子牛を抱えていて…
ツ「な…なんで!?」
チェ「強制招集をかけたのは、他でもありません
大空戦では
7つのリング
と
守護者の命
を
かけていただくからです」
全員参加の戦い…確かに、何ともボスらしさを見定めるやり方だわ
標的123…大空戦と委ねられる命(前編)→←標的121…大空と風の思想
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十六夜☆(プロフ) - 式さん» コメントありがとうございます!修正致しました!これからもよろしくお願いします!! (2018年10月7日 12時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
式(プロフ) - 標的135、死亡が脂肪になってますよ?更新楽しみに待ってます! (2018年10月6日 21時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2018年8月29日 23時