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標的121…大空と風の思想 ページ9

Aside


色々わかった次の日の今日、俺はいつも通りに応接室で仕事…が、出来るわけなく…並盛中央病院の特別病室で暇を持て余していた



『あ〜〜ぁあ……ヒマ』



ああ、ヒマだし昨日あったことを軽く説明しよう


ザンをやっつけろ!

明日大空戦やるからそこでやって


…以上!



春「随分簡素な説明ですね」

『Σどわァァ!!』



どこからが聞こえた声にビビって見れば、病室唯一の窓が開いていて、チュンがのんびりと座っていた…言っとくけど、ここ一応三階な?



『ナチュラルに心読むなよ…つか、なんか用?』

春「いえ、貴女がヒマを持て余してはいまいかと思いまして…少しお話をと」

『…なんの話し?まさか…ジャンプ談義!?』

春「魅力的なお誘いありますが、少し…マフィア的談義を」

『そっちィい…』

春「まぁまぁ、そう言わずに」



そう言って笑ったチュンがベットを飛び越えて、綺麗に椅子に着地して座る



春「貴方の事は、こちらに来る前にリボーンから色々と伺いました
一般を逸脱した強さと、出処不確定な技量…そして、ふらふらと風のように勧誘を避けていると…」

『一般逸脱は恭弥もだし、出処もなにも俺の剣に流派はねェ…あるとすりゃあ我流だな』

春「それでは、ボンゴレ…若しくは、沢田綱吉の守護者への勧誘は受ける腹積もりなのですか?」

『………んン…』

春「争奪戦時には、既に守護者だと言うような言葉の選び方でしたし、彼をボスだと呼び、それだけの手傷を負ってまで彼に道を作った…
むしろこれでまだ拒否するというのであれば、驚くばかりですが…」

『……んン……』

春「……歯切れが悪いですね?」



……チュン、めっちゃ笑ってる

しかも楽しそうだけど、笑顔が黒い…



『……まぁ、今更断る気もねェけど……』

春「………断らない、だと…!?」

『てめェは、俺をボンゴレに入れたくねーのか入れてーのか、どっちかハッキリしてから声かけろよ』

春「いいえ…てっきり、誰かの下につくのは嫌いな性格だと思っていたので…」



ああ…嫌いだね


強い駒を手に入れた支配者がやることなんて、いつも同じさ…

自分に都合のいいように、部下を道具としか思っていないような奴ばっかりさ…


……それでも、



『沢田くんは、一回くらいなら…信じてみてもいっかな〜…なんて、』



なんかちょっ、照れくさっ…!!


後頭部を掻きながら目線をそらした俺は、赤くなった耳に微笑むチュンに気づかなかったのだった…

標的122…招集と再戦?→←標的120…憤怒の思惑と託されし想い(後編)



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十六夜☆(プロフ) - 式さん» コメントありがとうございます!修正致しました!これからもよろしくお願いします!! (2018年10月7日 12時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 標的135、死亡が脂肪になってますよ?更新楽しみに待ってます! (2018年10月6日 21時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215  
作成日時:2018年8月29日 23時

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