標的１５６…弱まる風と暗殺者達（後編） ページ45
続き
俺の体を受け止めたスクアーロが、またギョッと目を見開いて俺を慌てた様子で横抱きに抱き上げた…あんまされることないからちょい恥ずい
フ「わーぉ、ロン毛隊長だいたーん。師匠に言いつけちゃいますよー？」
10スク「Σやめろォ！！ただ、こんな体でフラフラ歩かせるわけにいかねーだろぉがぁ！！
軽すぎんだよ…何日ろくに飯食ってねーんだ」
『……持ち前のアメで空腹をしのいで…1週間くらいつっても、そのアメも昨日底尽きたから…今日はなんも食ってねーけどな……あはは』
そう言って、自分でもわかるほど引きつった笑みで笑えば…その場に静寂が訪れる……怖い
10スク「…………っ、、ンの……アホがぁぁぁぁぁぁ！！」
『Σうっわ！？うっわ！！耳元で急に叫ぶなよ！？鼓膜裂けんじゃねェかよ！！』
10スク「バカだアホだとは思っちゃあいたが、まさかここまでバカなマネする奴だとは思ってもみなかったぜぇ！！」
フ「昔から、師匠がやけにAねーさんに過保護だなーなんて思ってたんですけど、そういう理由なら納得ですね…」
『え？どういう理由？』
フ「無茶しすぎるから、目を離したらすぐどっかで野垂れ死にそう」
『…否定出来ねェ』
10スク「否定しろぉぉ！！」
スクアーロは叫びながらも俺を担いだまま跳躍して、木々を飛び回りながら…正面に見える古城へと向かう
少し遠目にではあれど…別方向から古城に向かうベル達も見えて、途中で別れたフランもこっちに手を振ってる…呑気かよ
今はなんでも、ボンゴレ連合軍がミルフィオーレにしかけた奇襲作戦を早期に察知されて、本陣の方は防戦一方らしい
んで、ザンザスの命令で待機していたヴァリアーが、同じくザンザスの命令で司令官を潰すため動いてるらしい…獣的野生の勘でも働いたか？
そう考えた直後、ヒュン…という音を耳が拾った直後にパリン！と…目の前でスクアーロの顔面に当たって割れたそれの中身が、容赦なく俺にぶっかかってきた…くっさッッ！！
…………うぇ…つか、こぇ……さけぇ…？
10スク「Σうぐっ…クソボスてめぇ！！いきなり何しやがんだぁ！！」
10ザン「黙れドカス」
酔って回らない頭に低い声が響いて、俺の目の前にはスクアーロじゃなくてザンザスがいた
…ぅぅあ……ねむ、ぃ……
10ザン「……寝ろ。そばにいてやる」
目を塞ぐように温いのがまぶたを塞ぐように置かれて、それに従うようにゆるゆるとまぶたを閉じて、俺は意識をとばした
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十六夜☆(プロフ) - 式さん» コメントありがとうございます！修正致しました！これからもよろしくお願いします！！ (2018年10月7日 12時) (
レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
式(プロフ) - 標的135、死亡が脂肪になってますよ？更新楽しみに待ってます！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2018年8月29日 23時
