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標的116…暴走と暴かれた贄(前編) ページ4

Aside


モスカを一瞬でノシた恭弥のおかげで、こっちの勝利は確定した…にも関わらず、よりにもよってザンザスにケンカを売って、それを買ったらしいザンザスがフィールド内に飛び込んできた


足が滑っただの、ガラクタを回収しに来ただの、負けだとほざくその顔は全く真逆の色を帯びている


二人はさっきのなんて比べ物になんねーほど激しく争い、地雷やらガトリングやらが火を噴きまくる


あっちは何考えてんのかわかんねーっつーのに、後先考えずに突っ込んでいきやがって…
そう思いながらいつでも援護できるように、その場の成り行きを見守っていた


するとどこかから、不自然な機械音が聞こえて視線を動かす
その方向には、ちょうど…恭弥が凹ませたロボットが……



『っ…恭弥危ねえ!!』

恭「!!」



ブォン…!!



一線…俺の声に一歩後ろへ後退した恭弥の足に、細長いレーザーのようなものがかすり、恭弥の足を薄くえぐる


片膝をつき動けなくなった恭弥に近づこうとハンドルを握った直後、さらに畳み掛けるように上空から数弾のミサイルが降り注ぐ


まずっ…ハンドル操作だけじゃ逃げ切れねぇ!!

判断して車椅子を犠牲にしようとした直前に、車椅子ごと明後日の方向に引き寄せられる感覚におちいった…


ドン!ドドン!!



……結果的に、弾幕に直撃するのは免れた訳だが…爆風と強引な操作で横転して、頭打った…痛てぇ



山「大丈夫っすか!?先輩!」

了「無事か、坂田!!」

『あー…うん、まぁ…サンキュー、山本くん、笹川兄』



俺を引っ張ってくれた犯人は山本くんと笹川兄で、横転の原因になった引っ張り犯人の笹川兄には…感謝とともに心の中で文句言っとこコノヤロメ



了「何が起きているのだ!?」

『俺だってよくわかんねーけど、わかってっこと一言で簡単に言っちまえば……暴走だろ、あのロボットの…』



確信を持ってザンザスの方を見てみれば、困ったようなこと言いながら笑うその顔に…狂気に近い思想を感じさせた


弾幕の雨は、その危険性を増し続けて…俺達に絶え間なく降り注ぎ続けている


続く

標的117…暴走と暴かれた贄(後編)→←標的115…雲の開幕と閉幕



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十六夜☆(プロフ) - 式さん» コメントありがとうございます!修正致しました!これからもよろしくお願いします!! (2018年10月7日 12時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 標的135、死亡が脂肪になってますよ?更新楽しみに待ってます! (2018年10月6日 21時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215  
作成日時:2018年8月29日 23時

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