標的１４０…未来の雲と風の行方（後編） ページ29
続き
10草「実は坂田とは、半年ほど前までは連絡を取り合っていたのです」
10ビ「Aの行方を知っていたのに、隠していたの？」
リ「落ち着け、ビアンキ。雲雀のやつは坂田を使ってまで、無駄なことをするようなやつじゃねーぞ」
10フゥ「連絡を取り合ってたって言ったけど、接触とはしなかったの？」
10草「ああ。していたのは、数種類ある連絡を取り合える方法をいくつも使った情報のやり取りだけで、姿自体は2年前から見てはいなかった
だが、半年前…その連絡が完全に途絶え、消息も途絶えた。捜索を始めたのは、つい最近のことだが…
本格的な捜索に乗り出そうとしたところでミルフィオーレの動きが活発化し、匣の研究を優先しているため、捜索は難航している」
ツ「そ…そんな…絶対雲雀さんと一緒にいると思ったのに…」
10草「訂正しておくと…雲雀と坂田がセットだと言われていたのは、高校卒業までです」
ツ「え！？そ、そんなんですか…？」
リ「意外だな。何があったのか、気になるところだぞ」
綱吉の純粋な驚きとリボーンの怪しげな笑みに、困ったように苦笑いを浮かべた草壁は、仕切り直しとばかりに咳払いをひとつ
10草「ｺﾞﾎﾝ)…坂田が秘密裏に動いていたのは、ミルフィオーレ及び白蘭について、別の視点から探りを入れるためです
坂田はかなり早い段階で、白蘭が危険な存在であると察知し、我々とボスである沢田さんにだけは行方を伝えるという条件で、姿をくらましました」
ラル「この時代の沢田も、か…」
10草「……実は、手がかりがひとつもない…と、言うわけでないんです」
ツ「手がかりがあるんですか！？」
10草「はい……コレです」
そう言って、全員が見えるテーブルの上に出されたのは……一冊のノートであり、“交換日記”と書かれていた
10草「コレは使用していた連絡手段の一つで、消息を絶つ前にいたと思われる場所に、コレだけが残されていた」
リ「なんて書いてあるんだ？」
10草「我々に送られるべく情報がほとんどです。中には、問題のページの少し前には白蘭についての情報も…
その中に、最後に走り書きしたと思われる文字が…残されていたんです」
それが……そう言って見せられたページに、その場の全員が目を丸くした
その、内容は……
キノコ食べたら超ハラいて……(字潰れ)
ツ「白蘭関係ね────っ！！？」
標的１４１…霧と風の協奏曲→←標的１３９…未来の雲と風の行方（前編）
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十六夜☆(プロフ) - 式さん» コメントありがとうございます！修正致しました！これからもよろしくお願いします！！ (2018年10月7日 12時) (
レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
式(プロフ) - 標的135、死亡が脂肪になってますよ？更新楽しみに待ってます！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2018年8月29日 23時
