標的８…獄寺隼人君（２） ページ10
続き
リ「ああ。オレがイタリアから呼んだファミリーの一員だ。オレも会うのは初めてだけどな」
獄「あんたが、9代目が最も信頼する殺し屋…リボーンか
沢田を殺れば、オレが10代目内定だというのは本当だろうな」
リ「ああ、本当だぞ」
『……ぇ…そ、んな…』
獄寺の言葉…リボーンの肯定の言葉に、歩美は今までにないほど顔を青ざめ、小刻みに身体を震わせ、その目にうっすら涙を浮かべ…絶望する……自分ではダメなのだと…
『…っ、つっ……リ、ボーン…私は……ダメ…なの？』
獄「あ"ぁ？」
リ「(たった一言でこのザマか…これを治させんのは、時間も根気も必要だな)…ちがうぞ、アユ。戦って勝ち取れって言ってんだ」
『た、た…かう……はい。』
勝てなければ見捨てられる…頭でそう答えを出した歩美は、僅かに水の残ったじょうろ片手に獄寺に向き合った
リ「アユ。こいつを貸してやるぞ」
リボーンの声に再び視線を向ければ、何か緑色の小さなものが自分の肩に飛び乗った
それは、リボーンの帽子にいつも乗っている…
『…カメレオン』
リ「形状記憶カメレオンのレオンだ。オレの相棒だぞ
ずっと気配を消してたから気づかなかっただろうが、ずっと頭にのってたんだぞ」
『(すみません…気づいてました)』
リ「レオンは見たことのある物なら、何にでも自分のサイズに変化することができるんだ。アユはまだ専用の武器がねーから、それまでは使わせてやるぞ」
『あ…ありがとうございます。君も…よ、よろしく…』
歩美が肩に乗るレオンに指を差し出せば、それに応えるように舌を軽く指にまきつけた
獄「それじゃあ行くぜ…」
獄寺は箱に入っていた残りのタバコ全部をくわえると、それ全てに火をつけた
続けてどこからともなく出したたくさんのダイナマイトに、くわえたタバコで一気に火をつける
『(未成年なのに…大丈夫かな)』
リ「獄寺隼人は、体のいたるところにダイナマイトを隠し持った人間爆撃機だって話だぞ
又の名を“スモーキン・ボム隼人”」
獄「果てろ」
『レオン。っ…消火器、お願いします！』
空中にまういくつものダイナマイト…それに向かい、消火器へと変化したを向けて放つ
ジュッ
それを上回ろうと、次々にダイナマイトの数を増やす獄寺
2倍、3倍とダイナマイトの数を増やす……が、そこで手で持ちきれなくなり、地面へと着火済みのダイナマイトが転がった
続く
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くまさん(プロフ) - とても面白いです！ツナの成り代わり小説が好きなのでみれてよかったです！これからも頑張ってください (2019年2月22日 1時) (
レス) id: b86cabc8e3 (このIDを非表示/違反報告)
レインガーナ(プロフ) - えーと、今回はじめてすべて読んですごく面白かったです！オチは獄寺君が良いなぁ(ﾎﾞｿｯ (2019年2月11日 23時) (レス) id: c89d3d410a (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - ミリアさん、本好きさん。コメントありがとうございます！オチついては雲雀さんが多いようですが、現在は獄寺くんをと思ってます。ツナ成り代わりで雲雀さんオチって結構多いので… (2019年2月10日 15時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - とても面白いです。この作品のファンになってしまいました。続きがきになりまます！無理をせずに更新頑張って下さい！応援しています！オチがあるなら雲雀恭弥さんがいいです。 (2019年2月10日 11時) (レス) id: 85ea7aa836 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - リボーンのツナの成り代わり作品は、大好きなので凄く嬉しいです!!今後の展開と続きが楽しみです！!オチがあるなら雲雀さんをお願いします。今後も無理せず体調に気をつけて自分のペースで更新頑張って下さい。ファンとして応援してます。 (2019年2月10日 10時) (レス) id: 5216ee3091 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2019年2月8日 20時
