標的48…はじめての殺し…です(2) ページ50
続き
リボーンの言葉を繰り返すように呟く歩美は、未だ銃を撃った衝撃が残っているのか、手だけでなく体全体がガタガタと震えてしまっている
リ「モレッティは、自分の意志で心臓を止めて仮死状態にできる“
『仮死…っ……死んで、なかった…』
リ「ああ。死んだフリだぞ。オレが空砲を撃って、そのあとアユに銃をもたせたんだ」
モレ「もちろん血も作りもの。ドロボーも芝居ですよ。せっかく日本に遊びに来たので、10代目に挨拶がてらアッディーオを見てもらおうと思いまして……しかしまさか、本当に殺されそうになるとは思いませんでした」
『ごっ!ご…ごめんなさい…』
リ「つっても、アユの撃った弾はだいぶズレてたみてーだし、避けなくても当たんなかっただろーけどな
アユ。今度からオレの授業の内容に、銃の扱い方を学ぶ時間を作るぞ」
『はい。よろしく、お願いします…リボーン』
歩美はまだ震えを残した手で銃を握りしめ、ホッと一息ついた
『(まだ…殺してなかった……でも、いつかは…)リボーン…っ……っ…私、いつか…できるかな…殺し』
リ「お前が相手を殺さなきゃなんねー時は、そうでもしなけりゃお前の大事なもんを守れねー時だぞ」
『大事な…』
リ「そうなりゃ…アユは誰かを守るために、死ぬ気になれるようになってるぞ」
『死ぬ気……守るための…はい。』
以前にリボーンから説明を受けた…特殊な銃弾に撃たれ、死ぬ直前に激しく後悔したことを自らの死ぬ気の力で叶えるために復活する…
いつ死んでも後悔なく逝ける…後悔する資格は自分にはないのだと…そう考え続けてきた歩美にとって、誰かのための死ぬ気に光を見いだした
『はい。…っ……いつか、必ず…』
リ「よし。モレッティ、メシでも食べていけ。ママンの料理は最高だぞ」
モレ「あ、すみません。いただいきます」
ビ「ならアユも。朝ごはんまだでしょ?ママンが作り置きしておいてくれてるわよ」
『はい!』
歩美は握りしめていた銃を手放し、部屋を出るビアンキに続く
ただ一人…部屋に残ったリボーンは、置かれた銃とベットに残る銃跡を見て…歩美に施す教育を想定して、楽しげに口角をあげるのだった
続編へ
197人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くまさん(プロフ) - とても面白いです!ツナの成り代わり小説が好きなのでみれてよかったです!これからも頑張ってください (2019年2月22日 1時) (レス) id: b86cabc8e3 (このIDを非表示/違反報告)
レインガーナ(プロフ) - えーと、今回はじめてすべて読んですごく面白かったです!オチは獄寺君が良いなぁ(ボソッ (2019年2月11日 23時) (レス) id: c89d3d410a (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - ミリアさん、本好きさん。コメントありがとうございます!オチついては雲雀さんが多いようですが、現在は獄寺くんをと思ってます。ツナ成り代わりで雲雀さんオチって結構多いので… (2019年2月10日 15時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - とても面白いです。この作品のファンになってしまいました。続きがきになりまます!無理をせずに更新頑張って下さい!応援しています!オチがあるなら雲雀恭弥さんがいいです。 (2019年2月10日 11時) (レス) id: 85ea7aa836 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - リボーンのツナの成り代わり作品は、大好きなので凄く嬉しいです!!今後の展開と続きが楽しみです!!オチがあるなら雲雀さんをお願いします。今後も無理せず体調に気をつけて自分のペースで更新頑張って下さい。ファンとして応援してます。 (2019年2月10日 10時) (レス) id: 5216ee3091 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2019年2月8日 20時