【リボーン×ブリーチ】月明かりの少女は夜空に舞う《破面編Ⅲ》 (ページ12)

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第百十一番目((ウルキオラの感動シーン好きな人注意！ページ12

ノーサイド

現世にて、護廷十三隊と十刃の決戦が行われている頃…

井上織姫を奪還するべく、ウルキオラとの決戦に挑んだ一護は、ウルキオラを追って天蓋の上へと飛び出した

“第4十刃(クアトロ)以上のエスパーダは、天蓋の下での解放”を禁じられていたためにしていなかった解放を行った

それによって一護は形成を一気に崩され、手も足も出せずにいた

そして、ウルキオラのみ可能とした二段階目の解放…“刀剣解放(レスレクシオン)・第二階層(セグンダ・エターパ)”

これにより、一護は再び…胸に風穴が空いた

しかし、井上の助けを求める声に呼ばれるように再び立ち上がった一護は…まるで本当に虚になったかのように、理性もなく暴れ出した

その力は虚特有のセロを放ち、ウルキオラを圧倒し、一切の容赦を見せなかった
どころか、一護の身を案じた石田にさえ刃を突き立てた

ウルキオラが仮面の角を斬ったことにより暴走が収まり、更には胸に空いた穴までも塞がった…

意識を取り戻した一護に対し、ウルキオラは決着をつけることを望んだが…

ザッ！

再生能力の限界を迎えたウルキオラの翼が、灰となって散る

ウル「今斬らなければ、勝負は永遠につかなくなるぞ…」

一「…断る
……こんな…こんな勝ち方があるかよ！！」

ウル「………ちっ……最後まで…思い通りにならん奴だ」

そして、その目は一護から…井上へ

ウル「…ようやくお前達に、少し興味が出てきたところだったんだがな」

そして、消えゆく身体で…その手を井上へ向ける

ウル「…俺が怖いか、女」

井「……こわくないよ」

ウル「………そうか」

向けられた手を掴もうと、井上がウルキオラに手を伸ばす

その手が触れ合い、交わることは…

っ…

二つの手が交わった…

そして、触れ合ったのだ

触れ合えるとは思っていなかった二人はもちろん、一護と石田も驚きに目を見開いていた

続く