第百三十二訓 ページ41
一方その頃…
高杉サイド
吉原の遊女どもと、幕府の上役についての情報交換をしたその日のことだ…あの事件が起きたのは…
情報を受け取り店から出れば、連れてきた万斉と変平太の他に…Aと留守を任せていたまた子が、焦ったようすで現れた
ま「晋助様ァァァ！！」
変「騒がしいですよ、猪女」
万「何事でござるか？」
ま「Σアレ！？A様はいないんスか！？」
高「あ？Aがどうかしたのかァ？！」
また子が騒ぐからどうしたかと聞き耳を立てれば、Aの名を口にやがった
それに聞き返せば、返ってきたのは聞きたくもないことだった…
ま「大変っス、晋助様！！
A様が…晋助様を追いかけて、吉原に来てるっス！！」
俺の命よりも大事な妹で、
俺のかけがえのない生きた宝石で、
俺の強く美しい百鬼姫のAが…
高「……吉原に…だァ…？」
ま「Σｯ…！」
万「また子。それはまことでござるか？」
ま「A様が、こんなものを残して行ったから、間違いないっス！！」
そう言って、また子が俺に渡してきた手紙を見た
…この筆跡は確かにAのだ。内容もそうだろう…
万「…晋助、大丈夫でござるか？」
ああ、A…なんでこんなところに一人で来てんだ…
ここは、お前が来るような綺麗な所でも妖艶な所でも…お前が舞うべき戦場でもねェんだぜ？
変「し…晋助殿？」
なにが…いや、誰が原因だ？
もじゃもじゃか？ヅラか？天パか？
ま「晋助様！お気を確かにっス！！」
お前には大人に…少なくとも、身体がガキのうちに来させる予定じゃなかったんだぜェ…？
大体、ちゃんと無事たんだろうなァ？
人見知り発動させて泣いてんじゃねェだろうな？
高「……さ……せ…」
「「「？」」」
高「探せ…Aを探せ！！
もしも涙一粒でも流れてりゃ、てめェらの命は保証しねェぞ！！」
ま「Σは、はいっスゥゥ！！」
万「了解でござる」
変「晋助殿なら、ほんとに消しかねませんからねぇ」
口々にいいながら散っていく奴らを見て、俺は一度落ち着くために椅子に座った
また子から見つかったと報告を受けるのは、それから少ししてのことだ…
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堕天使 - 面白かったです。更新頑張って下さい (2016年9月11日 0時) (
レス) id: da9a796715 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - おもしろかったです、更新待ってます (2016年8月31日 15時) (レス) id: 6d3bb9a613 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - gumliaさん» gumliaさん、指摘ありがとうございます！更新の方も頑張ります！！ (2016年5月18日 19時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
gumlia - 指摘ですが「貞春」ではなく「定春」ですよ。これからも更新頑張ってください！ (2016年4月23日 1時) (レス) id: 5dbab745da (このIDを非表示/違反報告)
坂田 花恋(プロフ) - キャラと言いお話と言い・・・すごく面白いです!!!高杉様と妹さんの絡みが好きです♪笑更新頑張ってください!!!!!いつまでも応援してます！ (2016年4月10日 21時) (レス) id: 74d544e7e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2016年3月9日 23時
