【銀魂】桜の下に舞う天女…6

第三百六十一訓((会話あまり無し ページ7

前回のあらすじ…トッシー再び
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あれから数日…


トッシーとの話し合いの結果、出された答えはトッシーを満足させることであった


そんな彼の願いは…


《何も為さぬまま消えゆくのは嫌だ》
《この世に自分の生きた証が欲しい》


土方はトッシーを消し去るため…オタクの覇王となり、トッシーの生きた証を人々の心に刻み込もうとしていた
その間、真選組副長は近藤の計らいで有給中である


土方がトッシーの呪縛から解放される方法が見つかった
しかし…それに対してAは内心不服なのか、土方を見るたび怒ったように頬を膨らませていた


そしてさらに数日後…Aは一人でテレビを見ていた
その内容は…寺門通公式ファンクラブ決定戦…


Aはテレビの中継でその様子をしばらく眺めていたが、お通ちゃんお通ちゃん言ってる土方に…怒りは頂点へと達そうとしていた



プチっ…



『もう…限界だァァァ！！
俺の堪忍袋は破裂した！！へその緒も切れた！！』



Aは怒りのままに叫び散らし、心配して様子を見に来た隊士を怒気でビビらせ退社を飛び出したのだった


Aはしばらく、怒りのままに町を走り回っていたが…裏路地に入った頃、怒りが収まったのか暴走を止めた


体をかがめて膝に手を置き、肩で荒い呼吸を繰り返す



『ハァ…ハァ…ッ〜！！
トシローの…バカァァァァァ！！！』



大きく息を吸い、吐き出した雄叫びに、表を歩く人々は驚き振り返ってしまう



『トッシーを追い出すためとはいえ、あんなに必死に…お通のために走らなくてもいいじゃないか！！』



Aは愚痴をこぼしながら、手当たり次第に物を蹴り飛ばす



『だいったい！！なんで俺がこんなに、トシローのことばかりにヤキモキしなきゃならないんだ！？
おかしいだろ！！昔はこんな…こんな感情なかったのに、こんな黒くて醜い…嫉妬なんて感情…』



そう呟いた途端、Aは胸が苦しくなってしゃがみこむ



『……なんで…俺がこんな……』



その時、Aに近づく複数人の足音…


Aはそれに殺意が込められていることを感じ、そちらを睨みつける



「真選組の副長補佐、春桜Aとお見受けする」

『そうだったら、なんだってんだ』

「幕府を転覆させるため、貴殿にはここで死んでもらおう！！」

『なるほど…攘夷浪士のモブ共が、俺は今機嫌が悪い。手が現場してやれないぞ！！』



Aはたちあがり、ストレス発散を始めた


続く

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