【銀魂】桜の下に舞う天女…6

第三百九十二訓 ページ39

前回のあらすじ…社会科見学
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銭湯に行ったらAは神楽とお妙と会って、出てみれば土方達が疲れたような顔をしていたのがだいぶ前…

銀時が飲食店で暴れた腹いせに女性陣との既成事実があるというドッキリを仕掛け、Aがそれを不憫そうに眺めたのは少し前…


そして現在、Aはといえば…



『ふ、あ〜ぁ…ぅに……ん、おはよ、トシロー』

土「おう」



何事もないいつも通りの騒がしい朝、Aは寝ぼけた目を擦りながら土方に軽く片手をあげる


そんな土方は、いつものように爆撃されたのか…頭から若干の黒い煙が立ち上っていた



『ん、いつも通りの朝の風景だな』

土「ったく…総悟の奴も、いい加減やめやがれってのによォ」

『そうか？敵襲への注意を怠ることがなくなるし、一種の愛情表現だと思えば…』

土「じゃあ代わりにくらうか？」

『遠慮しとく』

土「だろうな」



イライラしながらタバコに火をつけ咥える土方を眺めるAだったが、ふと…土方の背後に見覚えのある人物が立った



沖「土方死ねコノヤロー！！」

ゲシッ！

土「Σぶはァ！！」

『Σぶふァ！？』



煙草の煙を吐き出す寸前にAの不思議そうな顔に気づいた土方が、Aに顔を向けた途端…

背後にいた沖田が土方を蹴り飛ばし、驚いた土方は転ばなかったものの…

口に含んでいた煙草の煙をAの顔に思い切りぶちまけてしまったのだ



土「『げほっ！！ごほ、げほげほっ！！』」

『ト、シロー！ごほっ！いきなりなに、すんだよ！！げほっ！！』

土「俺のせい、じゃ、ねェよ！！ッ、総悟テメェ！！」



土方が怒りのままに、後ろにいるであろう沖田に振り返れば…何故か沖田はガチ引きな顔で土方を見ていた



土「……おい、なんだその顔は」

沖「…知ってますかィ？煙草の煙を他人の顔に吹きかける意味」

土「意味？」

沖「今夜お前を抱く」

土「Σぶっふォォ！？」



沖田の突然のセクハラ発言に、むせるとは違う意味で吹き出した土方

そんな二人の様子に、Aは一気に顔を赤らめる



『……だ、抱くって…つまり……////』

沖「つまり？((ニヤニヤ」

『こ、今夜俺は、土方に抱きつかれるのか////！？』

沖「Σぶふゥゥゥ！！」



Aの真剣味を帯びた表情に、沖田は腹を抱えて吹き出す


腹を抱えて床に転がる沖田

頭を柱に打ち付けまくる土方

顔を赤らめて頬を両手で覆うA


そんなカオスな空間に誰もが二度見をしたのだった

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