第三百八十七訓 ページ34
前回のあらすじ…初デートの夕方
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年も明けて、しばらく行方知れずだった近藤が海岸に流れ着いていた事件も記憶に新しい…
そんな穏やかな日々を送りながら、町中から甘い匂いの香ってくるその日はやってきた…
その日…Aは少し大きめの紙袋を引っさげて、とある場所へと向かっている
ぎゃああああああぁぁ…
いつもの通り元気そうな断末魔の響きにふっと微笑みながら、インターホンを押す…直前に
神「フンッ!…アレ?A姉!!」
『…おはよう、神楽』
その場所…万事屋の扉が開き、不機嫌気味な神楽が姿を現した
Aは突然の登場に驚きながら、すぐに何かを思い出して紙袋を漁った
そして出てきたのは、赤色の地にピンクのリボンの可愛らしい小さな箱を取り出して、神楽に差し出した
『神楽。happi-barentain。受け取ってくれるか?』
神「はっぴー…ばれんたいんって…チョコアルか!?」
『ああ。手作りだが、腹は壊さないはずだ』
神「キャッホーイ!A姉、ありがとォ!!
A姉の作ってくれたモンが不味いわけないネ!!」
『そこまで喜んでもらえたなら、作った苦労も報われる
ありがとな、神楽』
Aはそう言って笑い、神楽の頭をひとなですると万事屋の中へ入って行く
そして、Aが用のある人物…銀時は、なぜか机に頭が埋まっていた
『……何やってるんだ?銀時』
銀「じゃじゃ馬ゴリラの反抗くらったとこ」
新「Aさんこそ、今日はどうかしたんですか?」
『ああ。バレンタインチョコを作ってきたんだが、貰ってはくれないか?』
Aがそういってチョコを取り出せば、銀時と新八は大袈裟すぎるほどに泣き喜んだ
銀「うおおおおおお!!天は俺を見放しても、可愛い幼馴染Aには見捨てられなかったァァァ!!」
新「ほおおおおおお!!ありがとうございます!!ほんっとうに!見捨てないでくれてありがとうございますゥゥゥ!!」
『おいおい…』
Aは若干呆れながら嬉しそうに、チョコを抱えて小躍りする二人を見ていた
すると、銀時が小躍りをやめて真剣味を帯びた顔でAを見た
銀「……で?なんか相談でもしに来たんだろ?」
『……やっぱ、わかるか?』
銀「っつたりめーだろ?俺を誰だと思ってんだ?」
『俺の頼れる幼馴染…か?』
そうして笑いあった二人はソファーに座って、未だに小躍りしている新八の声をBGMに話し始めた
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十六夜☆(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!リアル事情が忙しいのと次の予定が入っているため作るかは未定ですが、作るとすればワルトリとKは知らないので転スラで書くと思います (2017年11月23日 18時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の高杉か銀時の姉か妹がワールドトリガーかKか転生したらスライムだった件の世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さい (2017年11月22日 12時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
マグロ(natusuzu)(プロフ) - このシリーズを最近見始めました!めちゃくちゃ面白いです!これからも頑張ってください! (2017年11月20日 19時) (レス) id: ae3e5d6dd9 (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - この作品は昔から読ませて頂いていて、続きがすごく気になります(笑)更新頑張ってください! (2017年8月13日 20時) (レス) id: e96f55d5d0 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - ぶつりさん» Σ(°д°ノ)ノほ、ほんとだ!!すみません、今直しました!ぶつりさん、教えて下さりありがとうございます!! (2016年9月14日 19時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2016年2月20日 23時