【銀魂】桜の下に舞う天女…6

第三百七十九訓 ページ26

前回のあらすじ…師弟と月
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事件後、地雷亜の遺体を運ぶために月詠が移動した


すると、銀時が思い出したようにAに声をかけた



銀「そういやよ、なんでこんなとこにAがいんだ？」

『ああ…麻 薬取引の現場を抑えるために動いていたんだが、まぁ…不覚にも隙を作ってしまってな』

全「あ〜…お前あん時の奴か」

『そっちこそ、お前だろ？あの時、コンテナの上で高みの見物決め込んでた奴は』

銀「え？お前ら知り合いなの？」

『知り合いってほどでもないが…
とにかく話に戻るが、どうやら俺の蒸発した父親は、忍者だったらしい
そして、地雷亜は好敵手で親友という関係だったらしくてな』

全「ん？地雷亜と肩はれるほどの忍…“桜吹雪の月光”のことか！？」

『おそらくな。そんなに驚くようなことなのか？』

全「ああ…俺が生まれてすぐの頃に、任務中に深手を負って死んだと聞いた
ほぼ毎回、任務の内容以上の功績を上げる程強かったと聞いてる」

銀「へぇ…」

『…とにかくだな。地雷亜は父に、俺のことを頼まれていたらしいんだが…いろいろあって会うことすらなく、現在に至った』

全「いろいろってのは？」

『いろいろだ！
つまり要約すると、仕事に来たら拉致られた！』



ほんとにバッサリしてんな…


銀時はそう思いつつ、Aに聞く



銀「A、お前…自分の親父のこと…」

『嫌いさ。恨みさえ感じてる
けど…もう過ぎたことだし、俺を取り巻く環境も変わった…
だから、もういいんだ！(ニッ』



そう言って笑ったAに、銀時は何も言い返さなかった


後日…真選組に帰還したAが、無断外泊ということで怒られたり泣かれたりしたのは…余談である

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