第三百七十三訓 ページ20
続き
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地雷亜の言葉に銀時を心配する月詠だったが、銀時の雰囲気が…いつもよりもざわついてることに気がついた
横にいたAは、そんな銀時の様子の理由がわかっていた…
それは、A自身も感じていたことだったから…
銀「てめェが、どこで誰を裏切ろうがかまいやしねェ。将軍だろうがどこぞの主君だろうが、どうぞ好きにやりゃいい」
『だが、
ガキの頃からお前を信じ…ずっとお前を追いかけてきた
銀時とAの脳裏に思い起こされるのは…昔の情景
血と、屍と、孤独と、虚無…
それだけしかなかった…孤独だった二人に、手を差し伸べてくれた者の姿を…
銀「そんなもん、師とは呼ばねェ」
『そんなもん、師弟とは呼ばない』
銀「……消えろ
空気が震える…地雷亜の仕掛けた無数の糸も小刻みに震えていた
銀「…地雷亜、巣にかかったのはてめーの方だ
俺の巣…土足で踏み荒らしたからには、生きて出られるとは思うな
薄汚ねェ体液ぶちまけてくたばりな」
地雷亜は自分を睨みつける銀時の背後に、うっすらと…大きな蜘蛛の姿を見つけて笑った
地「フッ…喰い合いか」
それと同時に、地雷亜の姿が複数に増え、銀時の周りを飛び始め、立て続けに攻撃を仕掛ける
地「面白い。どちらが巣の主か、その身をもって知るがいい!!
糸の貼る所、たとえ六道なりとも我が巣となり果てる。巣の中にある限り、いかなる者とて俺に敵わん
その手負いの身で俺を捉えられるか」
ドドドド!!
地雷亜の猛攻を掻い潜り、銀時は僅かに開かれた扉から外へと向かう
地「糸のない外に逃げるつもりか!!
甘いわ!いかなる場所とて、たちどころに巣に変わる!!どこに行こうと無駄だ!!」
クナイを持って狙いを定める地雷亜に対し、銀時は外へ出てすぐの場所で止まった
銀「甘ェのはてめーだ」
地雷亜は、狭い出口をそのまま進み…
ドギャアア!!
軌道を絞った銀時に叩きつけられた
しかし、それで終わる地雷亜ではなく…すぐに反撃に出たが、それを逆手に取った銀時と自分の手に自身の糸が絡み付いた
銀「つーかまえた」
そしてそのまま…木刀を地雷亜の腹に突き刺した
銀「さァ、晩餐会の時間だ
たらふく食わせてもらうぜ」
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十六夜☆(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!リアル事情が忙しいのと次の予定が入っているため作るかは未定ですが、作るとすればワルトリとKは知らないので転スラで書くと思います (2017年11月23日 18時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の高杉か銀時の姉か妹がワールドトリガーかKか転生したらスライムだった件の世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さい (2017年11月22日 12時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
マグロ(natusuzu)(プロフ) - このシリーズを最近見始めました!めちゃくちゃ面白いです!これからも頑張ってください! (2017年11月20日 19時) (レス) id: ae3e5d6dd9 (このIDを非表示/違反報告)
天羽苺(プロフ) - この作品は昔から読ませて頂いていて、続きがすごく気になります(笑)更新頑張ってください! (2017年8月13日 20時) (レス) id: e96f55d5d0 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - ぶつりさん» Σ(°д°ノ)ノほ、ほんとだ!!すみません、今直しました!ぶつりさん、教えて下さりありがとうございます!! (2016年9月14日 19時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2016年2月20日 23時