第一訓 ページ3
のどかなで空気が澄んだ場所…武州…
小川沿いに散歩する一人のゴリr((もとい…近い将来真選組を率いる男…近藤勲
すると…少し離れた場所で、誰かが倒れているのを見つけて駆け寄った
そこには…この世のものとは思えない美しい女性が、下半身を川に浸かったままで上半身に大きな傷を負った状態で眠っていた
傷からは…未だに大量の血が流れ続けていて、このままでは出血多量で死んでしまうと思った男は、女性を傷つけないよう優しく担いで駆け出した
男が来たのは少し大きな家で、扉を何度も叩くと、驚いたように中から一人の優しそうな顔つきの女性が出てきた
「どうなさったんですか…近藤さん」
近「こんな朝早くからすみません!川に女の人が倒れてたんだけどすごい出血なんです!!」
「まぁ大変!すぐに中に運んでください!!」
近「本当にありがとうございます!俺、医者呼んできます!!」
そう言って走り出した男改め近藤の後ろ姿を見送った女性改めミツバは、急いで血を流し続ける女性を寝かせようとすると…部屋の障子が開いて少年が目をこすりながら入ってきた
「どうしたんですか…姉上」
ミ「おはよう総ちゃん。早いのね」
総「はい…騒ぎが聞こえたんで…って…誰ですか…血まみれですけど」
ミ「そうだったわ…総ちゃん、布団を敷いてちょうだい」
その一言で素早く行動を始めた少年…
敷き終わった布団に女性を寝かせ、近藤が連れてきた医者の治療によって…女性が流していた血は止まって息も落ち着いた
医者が帰り、引き続き女性の様子を伺っていると…再び障子が開いて、黒髪ポニーテールで瞳孔が開ききった男が現れた
近「おうトシじゃないか!どうしたんだ?」
ト「いつまでも道場に来ねーから迎えに来たんですよって…誰だ?」
近「あー…今日は少し忙しくてなぁ…行けないと伝えておいてくれ」
ト「わかりました」
すると…トシと呼ばれた男性は懐から取り出した紙に文字を書き、どこからか出した弓矢に結びつけて弓を構えた
近「えっ?トシ?何しようとしてんの?」
ト「何って…近藤さんの言葉を伝えようと…」
近「だからってなんで矢文ぃ!?なんで直接伝えないのぉ!!?」
ト「俺も行かないからです(キリッ」
近「とにかく口で伝えてから戻ってきて!」
ト「はぁ…わかりました(パシュッ」
近「なんでわかったって言ってうっちゃうのぉおおお!!?」
そんなバカ騒ぎをしていると…眠っていた女性が薄っすらと…目を開けた
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こより(プロフ) - 今日はじめて読みました!とても面白かったです!しかもなんと私と主人公の誕生日が一緒でした!メチャ嬉しかったです笑主人公ほどのかっこよさは持ち構えてはいませんけどね笑今後も頑張ってください! (2016年7月31日 0時) (レス) id: cdeb8fd85a (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 凄く、面白いです! 作者さん、ばんざーーーーーい\(^∀^)/ (2015年8月31日 15時) (レス) id: 37031e196d (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - 銀弥様と珍生物まきまきー@ナルト展行きたい様の指摘を修正しました!見るのが遅れてできてなかったんですが、やっと見て修正しました!ごめんなさいでありがとうです! (2015年8月11日 23時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
珍生物まきまきー@ナルト展行きたい(プロフ) - 18訓の所の「攘夷志士、「攘夷獅子」になってますよ。 (2015年6月16日 10時) (レス) id: df17257857 (このIDを非表示/違反報告)
銀弥 - ズラじゃなくヅラですよ (2015年6月13日 21時) (レス) id: 46615e9671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2015年4月19日 0時