二十三番目 ページ25
あれから一年後…
私もついに三回生！
あの日から冬獅郎(こう呼べって)は外での実習があるたびに私に会いに来るようになって…一度…恭弥がいるときに来て一悶着あったりもしたが…ここは割愛
そして今は…
『……(･_･;』←木の上で下を見下ろしてる
「zzzz(_ _).｡o○」←木に寄っかかって爆睡中のどっかの隊長さん
どっかの隊長さんが木の根元で寝ているんです！
とりあえず…後ろからゆっくりと木から降り、隊長さんの横を通って去ろうとする…と…
ツン！ケン！ドシャッ！！パチッ！
…………
今の効果音を説明すると…
ツン→石につまずく
ケン→体が勢いよく…
ドシャッ→地面にダイビング！
パチッ→隊長さんが目覚める
と…なっているのです(泣)
眠っているうちにさっさとどこかへ行こうと思っていたのに…まさか自分の失態でバレることになるなんて…まさに屈辱
すると…誰かの手が私の前に差し出されて見上げると…さっきの隊長さんだった
「キミ…大丈夫？立てる？」
『……ありがたいです/////』
あまりの恥ずかしさに…目を逸らつつ差し出された手に捕まり立ち上がった
すると…隊長さんはそのまま私の手を引いて、さっきまで寝ていた木の根元に座った
手を引かれたときに気づいたが…この人は最近になって変わった三番隊の隊長さんだった
短い銀髪の髪にキツネのような細い目をした大阪弁をしゃべる男の人…彼と少し似ている
『あの…どうして隊長さんが
「あーんと…サボり♪
この辺りをふらふらしとったら、キミが木の上で気持ちよさそーに寝てたもんやから…ボクも寝てもーたんや」
『へー…あ、コレ食べます？』
そう言って、自作した干し柿を見せると…目の色を変えた
「わぁ！干し柿やんか！！ボク干し柿大好きなんや！…ええの？」
『はい。自作なので…美味しいかはわからないですけど…』
そう言いながら渡すと…干し柿をモグモグとした後…叫んだ
「うんまーーぃでこの干し柿！」
『……え…へへ…喜んでもらえてよかったです(ニコッ』
自分でもわかるほどニコニコしながらお礼を言うと…隊長さんは急に私を抱き上げた
「やっぱりかわえーなぁ♪Aちゃん♪」
『ふぇ？私の名前…』
「あ、そや…僕の名前は市丸ギンって言うんや。ギンでええからな？よろしゅう♪」
『えと…よろしくです。ギン』
そうして…私に隊長の友人ができた
影のある銀狐ーー
(私は干しより生の方が好きですよ？)
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al8056(プロフ) - 33話でチャドは佐渡じゃなくて茶渡ですよ！ (2021年5月9日 8時) (
レス) id: efbfb3634d (このIDを非表示/違反報告)
十六夜☆(プロフ) - 設定の名前を変え忘れていました！ごめんなさい！！ (2015年4月1日 20時) (レス) id: cb146d85e2 (このIDを非表示/違反報告)
真(プロフ) - とっても面白いです！更新、楽しみにいてます！ (2015年3月22日 9時) (レス) id: 12f63a3500 (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜 - はじめまして？パート1から見てるけど、変わらず面白いネ〜更新頑張って！これからもよろしく☆ (2015年3月13日 6時) (レス) id: 3003df8606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2015年3月11日 14時
