続・最後の恋（緑） (ページ3)

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上目遣いで“ただよしくん”なんて言われたらめっちゃキュンときてもうた。

ただよしくんに決定やな♡

「じゃあ、今から名字で呼んだら罰として俺のほっぺにチューやで？」

「ええっ？それは…。」

「ダメー！問答無用やからね！」

「うーん…分かった…。」

無事に約束取り付けて、グラスのビールを飲み干すとすぐに代わりを聞いてくれる。

「次もビール？」

あえて聞こえんフリ♡

「ねぇ、大倉くん。」

「はいっ！名字で呼んだぁ！」

「え！？…あ！」

「ほら、罰ゲーム♡」

Aの隣に移動して目を閉じて待つ。

「ほら、早よして！」
「本当にするの…？」

「あったり前やん！」

薄目開けてチラっと横目で見ると、ひとり葛藤してキョドっとる(笑)

いつも仕事中のテキパキした姿見とったから新鮮やわ。

意を決して俺の肩にそっと手を置いたらゆっくりと顔が近づいて…。

チュッ。

「…………え？」

俺も横向いたから、ほっぺじゃなくて唇同士のキスになってAは突然のことに呆然としとる。

「騙してごめんな？」

そう言ってまたキスをする俺は全然反省してないのバレバレやろうけど、Aも受け入れてくれた。

ああ、めっちゃ幸せ♡
ってもう何回思ったやろな。

でも頭ン中それしか無いんやもん。
世界一幸せやって言っても過言やないねん、今の俺は。