7.引きつる笑顔は ページ7
.
「ばかにはしてない！けど………正直変な人だとは思ってる」
JK「………。」
「あー、ごめんなさい。うそです」
怖い。すっごい真顔でこっち睨んでる。
ていうかなぜ私はこんな仕打ちをうけてるの？
JK「じゃあ、ちゃんと一週間考えてくださいよ」
そう言って、私の目の前に自分の手のひらを差し出してくる。
JK「ほら」
「ん？なに？握手、とか？」
JK「スマホ！連絡先、交換しないと返事聞けないでしょ？」
え？あっはい、と言われるがままスマホを差し出す。
いや、いくら考えても正直結婚はないよ。
うん……ないない。
よしこの一週間でどーやって断るか考えよう。
そしてオタクだってことをどうバレないようにするか考えよう。
逃げ道はきっとあるはずだもん！
そんなこと頭の中で考えてたら、
JK「逃げ道はないですよ、たぶん」
「へ？」
本日何回目のへ？だろう。
そして彼は心の声を読めるエスパーなのだろうか。
JK「Aさんにある選択肢は、僕と結婚するか僕にTwitterで全世界にバラされるか、ですよ？」
嗚呼………神様！
どうしてこんなことに？
そしてされるがままお互いのカトクを交換して、何事もなかったかのように会場に戻れば
TH「おーい！二人でどこ行ってたんだよー」
JM「急に二人していなくなるから、ビックリしたよ」
相変わらず、人を見つけるのが上手いクオズの二人。
JK「たまたまお手洗いのタイミングが一緒だったみたいで」
「あはは…。そうそう」
私の笑顔がぎこちなかったからか、こっそりジミンに何かあった？なんて声をかけられたけど、なにもないよとだけ返した。
そして、そのまま打ち上げの閉会宣言があってみんな各々帰り始める。
私も帰ろうとトボトボ歩いてたら、ジョングクくんが私の横に並んでまたあの笑顔で私の顔を覗き込む。
「また一週間後に」ってそれだけ告げると、急いでメンバーのもとへ走っていった。
嗚呼、どうしてこんなことになってしまったんだろうか。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー！続き気になります。更新はする予定ですか？ (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：uz
| 作成日時：2020年12月17日 11時
