28.震える声さえも ページ28
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ジョングクくんからのちゃんとした連絡があったのは、もうすぐ日付が変わろうとした時だった。
一度、昼間に心配で送っていたメッセージへの返信はあったものの
『大丈夫です。後で説明します。」
と一言カトクが来たきりだったから。
やっと落ち着いたのだろうか。
『連絡遅くなってごめんなさい。今話せる？』
世間があのTwitterで大騒ぎしはじめて、そのことに気付いた彼らの事務所から、ジョングクくんの勝手な行いに対しての謝罪はあった。
今回のTwitterに関してはジョングクが単独で動いたことです、とも言われた。
それを聞いて本当にジョングクくんって変わってるというか…
やること大胆っていうか、突拍子もないことする人なんだと思った。
『大丈夫だよ』
と送れば、すぐに画面に映し出されたジョングクの名前。
そっと通話ボタンを押す。
JK『ヌナ？』
優しさと少し不安が混じってるような声が響いた。
「うん、今日大丈夫だったの？」
JK『僕は平気。それよりヌナは？』
「…わたしも思ったより、周りは優しいかな。」
JK『…そっか。そうならいいけど。』
本当は、彼の投稿後
想像以上に自分のSNSへの悪質なコメントの数にはショックを隠せなかった。
自分のために選んだことで、いずれどんな形にせよ結婚が知れ渡ればこうなることは分かっていたのに。
JK『インスタのこと…ジミニヒョンに聞いた。ごめんなさい。』
「……そっか。遅かれ早かれこうなってたと思うから…だから気にしないで？」
無理してでも、明るく言わなきゃ。
ただでさえ、電話の向こうの彼の声が震えてるのが分かったから。
JK『……メンバーにも結婚するって言ったからさ。
今後はヌナの家に時々通わせてほしくて…。ずっと宿舎だと怪しまれそうだし』
「うん、わかった。」
そう言って早速、明日うちに来ることになった彼。
どうしよう、まずはこの抱き枕だよね。
あ、でも彼にはバレてるわけで隠さなくていいのか。
なんて一人で想像してしまう。
こんな風にドキドキするのは何年ぶりだろうか。
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チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー！続き気になります。更新はする予定ですか？ (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uz
| 作成日時：2020年12月17日 11時
