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い、言った！言ったぞ俺！
バクバクする心臓。こわごわAを見れば
「……私、制服でどっか行ってみたかったんだ」
嬉しそうな、恥ずかしそうな。
そんな可愛い笑顔で、上目使いをしながらAは呟いた。
可愛くて可愛くて。
「……ふーん」
慌てて目線をそらした。
ー「あ！ねぇねぇこれ可愛い！」
やって来たのは、駅前にある大きなショッピングモール。
途中で寄った温かいラテ片手に、二人で店内をブラブラ。
「んー、Aはピンクのがいいと思う」
「え、そうかな？白も可愛いんだけどなぁ」
なんて唇尖らせちゃって。
うわー。うわー、うわわわー。
今めちゃくちゃ恋人っぽいことしてるー。
何かムズムズする。落ち着かない。
Aが欲しそうにしているのは、リボンのピンどめ……じゃなくてバレッタ？だ。
どうやら白とピンクで迷っているらしく、さっきから鏡で交互にあてがっている。
A、髪長いし綺麗だもんなぁ。
「どっちが良いの？」
「やっぱりピンクかな。アンタもそう言ってるし」
「買ってくるよ」
「へ？」
「いってきまーす」
「ちょ、大丈夫だってば……！」
人混みを軽々とかわし、レジでさっさとお会計を済ます。
花柄の紙袋に包んでもらい、お店の外で頬を膨らませたAに差し出した。
「……大丈夫なのに。バカ」
「俺が買いたかったから。どーぞ、お姫様」
「私不器用だから、優斗つけてよ。ん」
再び手元に戻ってきた紙袋。横を向くA。
相変わらずの口調に苦笑い。
俺はバレッタを手に取り、おずおずと髪に触れる。
「……ここら辺？」
「うん」
パチン、と音をたて留めれば。
Aの満足そうな表情と、いきなりギュッと握られた手。
…………え？え？？
「ありがとう。ほら、ご飯行くわよ」
フリーズする脳内。今確かに、左手が暖かくて。
手、繋いでる？Aと？夢？俺生きてる？
ヤバい、勘違いしそう。
Aも少しでも俺のことを……って。
まぁそんなはずないんだけど。人多いから、きっとはぐれないようにするためだ。
うん、きっとそう。
「私パスタ食べたいんだけど」
「へ？あ、わかった！」
髪で隠れているAの耳が真っ赤なことに。
俺は気づくはずもなかった。
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すず - 瑞樹くんしんどいよーーーーー好き (2019年8月24日 0時) (
レス) id: 580bd29777 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - れなさん本当に大好きです( ；；) (2018年4月14日 12時) (レス) id: 8cf3e1b822 (このIDを非表示/違反報告)
りみるく(プロフ) - 柚葉さん視点の瑞稀くんとのお話が見てみたいです！ (2018年3月30日 21時) (レス) id: c4887ae4b8 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ねるちさん» ねるちさんこんにちは！いつもありがとうございます。そんなに褒めていただいて本当に恐れ多いと言うか照れると言うか(汗)。もう終わってしまいますが、ぜひよろしくお願いします！ (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ゆのんさん» ゆのんさんありがとうございます！今日最終話ですが、ぜひ最後までよろしくお願いします(ペコリ) (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れなさん
| 作者ホームページ：れなちゃん(@pinky_lovers98)さんをチェックしよう https://twitter.com/pinky_t17?s=...
作成日時：2017年11月14日 18時
