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ー「は？放課後デートとかしたことかないの！？」
「ちょ、声大きい！」
お昼の時間。色とりどりのお弁当片手にお悩み相談。
もちろん内容は『進展が無さすぎる！』
相手は高校に入ってから親友になった、同じクラスの橋本涼。
顔がめちゃくちゃ整ってるから、女子からの人気が高い。
俺の気持ちを知ってる、唯一の仲でもある。
「何で？どっか寄ろうとか言わないの？
時間限られてるから遊びまくれば良いのに」
「……毎日のように習い事とかあるからさ。
それに誘いにくいって言うか何と言うか……」
「意味わからない！頑張れよ！」
なんて炭酸を振る涼くん。あーあ、しーらない。
今日は19時からピアノだっけ。明日は塾。
……いや、でもカフェくらいなら行ける？
でも断わられそう。『何でアンタと？』って。
そもそもAって好きな人いるのかな。そんな話したことないかも。
綺麗な形の卵焼きを頬張れば、ふんわり甘い優しい味がした。
「うわぁ、どうしよう……」
「とりあえず今日誘ってみれば？
ダメだったら俺と遊ぼ」
「うげ、ヤダ」
「失礼！」
今日のミッションは、Aを放課後デートに誘う。
『時間限られてるから遊びまくれば良いのに』
確かにそうだ。一年なんて、長いようで短い。
ダメだったらダメで良い。
『二人だけの』思い出が欲しいから。
涼くんに背中を押され、俺は授業中作戦を練ることにした。
ー「お待たせ、帰ろっか？」
「ん。これよろしく」
一日の授業が終わり、急ぎ足で校門へ向かえばもうすでにAはいて。
体育の授業があったのか、可愛らしいサブバッグを手渡された。
並んで歩き出せば、Aの髪が隣でサラサラとなびく。
吐き出す息が白くて、マフラーをきつく巻きなおした。
「今日調理実習でクッキー作ったの。
帰ったら食べる？」
「え、良いの？食べる！」
ふふん、と得意気に笑っているところを見ると上手く出来たようで。
あ！これカフェに誘うチャンスなんじゃないか！？
運良く信号が赤になり、車が次々と通り過ぎる。
どうしよう、嫌な顔されたら。迷惑じゃないかな。
じわっと背中から変な汗が吹き出した。
「あ、あのさ……」
「ん？」
「えっと、その……」
「何よ、モジモジして」
「ちょ、ちょっと寄りたいとこ、あるんだけど」
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すず - 瑞樹くんしんどいよーーーーー好き (2019年8月24日 0時) (
レス) id: 580bd29777 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - れなさん本当に大好きです( ；；) (2018年4月14日 12時) (レス) id: 8cf3e1b822 (このIDを非表示/違反報告)
りみるく(プロフ) - 柚葉さん視点の瑞稀くんとのお話が見てみたいです！ (2018年3月30日 21時) (レス) id: c4887ae4b8 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ねるちさん» ねるちさんこんにちは！いつもありがとうございます。そんなに褒めていただいて本当に恐れ多いと言うか照れると言うか(汗)。もう終わってしまいますが、ぜひよろしくお願いします！ (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ゆのんさん» ゆのんさんありがとうございます！今日最終話ですが、ぜひ最後までよろしくお願いします(ペコリ) (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れなさん
| 作者ホームページ：れなちゃん(@pinky_lovers98)さんをチェックしよう https://twitter.com/pinky_t17?s=...
作成日時：2017年11月14日 18時
