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瑞稀は慣れたように店員さんを呼び止め、注文していく。
……あ。カルボナーラあったんだ。よく優斗が選んでたっけ。
今なにしてるかな。この時間だと、夕飯。一人だから多分静かに過ごしてるんだろうな。
「……何、あの執事？」
「えっ」
「かーお。ニヤけてるよ」
面白がるように、笑われてしまった。図星だから、否定出来ない。
やがて運ばれて来た、ノンアルコールのカシスオレンジ。
乾杯すれば、グラス同士がぶつかり軽い音を立てた。
「ん、美味しい」
「本当はワインとか飲んでみたいよね」
「そうだね〜。Aお酒強そう」
口に広がる甘い味は、まるでジュースのよう。
夜景を見る瑞稀の瞳が、キラキラと輝く。
改めてじっと見ると、顔小さいなぁ……。
思わずボーッと見ていると
「ん？」
なんて頬杖をつきながら口角を上げた。
はぁ〜、今ので多分八割くらいの女子落とせそう。
「……ね、ずっと気になってたんだけどさ」
「え、何？」
思わず身構えてしまう。瑞稀はそんな私を見て声をひそめ、そっと聞いた。
「執事とどこまでしたの？」
「は、っ！？」
大きくなる瞳。お腹の底から出た声。
おかげで周りの人の視線を集めてしまった。瑞稀のバカ！とんだ大恥だ。
い、いきなりなんなの！？って言うか、私もこんな反応したら隠しようがないじゃない！
あぁ！もう！
「ど、どこまでって……」
「えー、そのままの意味だけど。だってA�盒桐ヅ佑里海塙イ�なんでしょ？
見てればわかる」
鋭すぎるでしょ。
熱々のパスタを持って来てくれた店員さんに、瑞稀が余裕そうに会釈した。
いただきます、と手を合わせ、フォークとスプーンを使い一口食べてみる。
緊張なのか、あまり味を感じられない。
「っ、誰にも言わない？」
「もっちろん。俺、口めちゃくちゃ固いよ」
……まさかこのことを誰かに言う日が来るなんて。
私はバクバクする心臓を抑え、呟いた。
「瑞稀の想像、するとこまで」
「ぇ？え、まっじで？嘘、そこまでしたの？
え、マジか……マジか……。じゃあ、めちゃくちゃ情わいてるの？」
『マジで』を連発する瑞稀に、私は頷くことしか出来ない。
そりゃあ、そうだよね。まさか最後までしてるなんて思わないよね……。
驚くのもムリはない。
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すず - 瑞樹くんしんどいよーーーーー好き (2019年8月24日 0時) (
レス) id: 580bd29777 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - れなさん本当に大好きです( ；；) (2018年4月14日 12時) (レス) id: 8cf3e1b822 (このIDを非表示/違反報告)
りみるく(プロフ) - 柚葉さん視点の瑞稀くんとのお話が見てみたいです！ (2018年3月30日 21時) (レス) id: c4887ae4b8 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ねるちさん» ねるちさんこんにちは！いつもありがとうございます。そんなに褒めていただいて本当に恐れ多いと言うか照れると言うか(汗)。もう終わってしまいますが、ぜひよろしくお願いします！ (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - ゆのんさん» ゆのんさんありがとうございます！今日最終話ですが、ぜひ最後までよろしくお願いします(ペコリ) (2018年3月30日 12時) (レス) id: c72a49e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れなさん
| 作者ホームページ：れなちゃん(@pinky_lovers98)さんをチェックしよう https://twitter.com/pinky_t17?s=...
作成日時：2017年11月14日 18時
