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『火傷に関しては首から下に痕が残っています。痛みはありません』
「あの時、お前の足から血が出てたのはオレの見間違いか？？」
ストローをガジガジと齧っているココ君に問い詰められ、これも言わなくちゃいけないのかと再びため息をついた。
『確かに足はパックリ割れて何針も縫いました。その痕も残っています。これも痛みはありませんし、痕があるからといってなんの支障もないです』
私は足を組み、アイスコーヒーを口にした。
この話はこれで終わり、という合図も込めて。
「じゃぁ聞くけど、海とかプールに誘われたらどうすんだよ」
『もともと私は泳げません。興味のカケラもないのでご心配なく』
淡々と答えチューっとアイスコーヒーを再び口にする。
そろそろ自宅に帰って荷物を持って佐野家に行かなければ。
そう思って私は席を立った。
すると、手首をパシッと掴まれた。
何かと思ったらイヌピー君が私の手首を掴んでいた。
「なぁA、お前、黒龍に入らないか？」
『…は？』
「今度はオレ達がお前を守りたいんだ」
一体この短時間のうちにどうしてその思考に至ったのか説明してほしい。
しかし女だろうとなんだろうと手を上げようとする輩のいるチームになんて入りたくない。
そもそも人付き合いが苦手なのだ。
『遠慮しておきます』
「なら！！連絡先だけでも交換してくれないか？」
中々引き下がらないイヌピー君に私は折れた。
連絡先くらいならいいか、と思い赤外線を使ってアドレス交換をした。
すると、反対の席に座っていたココ君が黙って携帯を差し出している。
『…何か？？』
「！！オレとも！！交換しろよ！！」
顔を赤くしながらぷんすか怒るココ君。
クスリと笑い、はいはいと返事をしてココ君とも連絡先を交換した。
『じゃぁ、私は帰ります。お金は此処に…』
財布を出そうとしたらまたもやイヌピー君に手首を掴まれ、首を振られてしまった。
「ここはオレ達が出すから、オレ達や赤音とまた会ってくれよ」
その言葉に私は甘えることにし、赤音さんによろしくと伝えてファミレスを後にした。
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華(プロフ) - クリスさん» お返事が遅くなりました。コメントありがとうございます！稀咲くんはあんまりですが、半間くん大好きなのでちょこちょこ入れさせていただいています( ´∀｀ )これからも楽しく読んでいただけると幸いです。 (2021年10月26日 16時) (
レス) id: e42c37c445 (このIDを非表示/違反報告)
クリス(プロフ) - 愛されてるヒロイン最高です！キサキとか敵キャラにも地味にスポット当てられてるのも個人的には最高です！続き楽しみにしております！ (2021年10月25日 11時) (レス) id: 6dab28c1fc (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - シガラキさん» コメントありがとうございます！イザナ君不足なので自給自足してみました( ´∀｀ )気に入っていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年10月23日 14時) (レス) id: e42c37c445 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！理想と言っていただけてとても嬉しく思います。これからも楽しんで読んでいただけるよう頑張ります！ (2021年10月23日 14時) (レス) id: e42c37c445 (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - 余りイザナが出てくる作品なくて困ってたところ、この作品を見つけました。本当に面白い作品ですね！続き楽しみに待っています。 (2021年10月23日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2021年10月22日 1時
