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「………あ！？お前…！！」
「？イヌピー、知り合いかよ？」
ちげぇよ、よく見ろ！と話しているのを黙って見ているA。
何？と首をかしげていると、猫目の男が近づいてきた。
「……お前、火傷とかあるか」
『は？』
「いいから！！小さな頃、火事の家に飛び込んだことはないか！？」
猫目の男とイヌピーと呼ばれた男が声を荒げながら聞いてくる。
それに私は一言、ある、とだけ答えた。
その瞬間、二人は顔を見合わせて嬉しそうに笑った。
「お前、今からちょっと付き合え！！」
猫目君に手をグイグイと引っ張られ、イヌピー君はどこかに電話していた。
さようなら私の休日。さようなら図書館。
着いた先はとある大学だった。
その入口で待っていたのはどこか見覚えのある女性だった。
「あ、青宗！一くん！」
ニコリと笑う女性はとても美しかった。
一くん、と呼ばれた猫目くんが嬉しそうに女性のそばに寄った。
「私、ずっとあなたにお礼が言いたかったの。あの火事の中、私を助けてくれてありがとう」
私は一瞬なんのことか理解ができなかった。
この女性は誰だ？そんなことばかり考えていた。
そうだ、この女性はあの火事の時の女性だ。
「ねぇ、名前は？私は乾 赤音！」
『……黒川…黒川Aです…」
Aちゃんね！！とキャッキャしている赤音さん。
「乾 青宗。イヌピーでいいぞ」
「九井 一。特別にココって呼ばせてやるよ」
『よろしくお願いします、赤音さん。お元気そうで何よりです』
私はイヌピー君とココ君の自己紹介を流した。
キャンキャンニャーニャー言ってるが、私は赤音さんと話がしたかった。
『赤音さん、この後お時間ありますか？少しお茶しませんか？』
普段の私なら誰かを誘うなんてことしないのに、自然と口から出ていた。
赤音さんは嬉しそうに笑ってもちろん、と答えてくれた。
なぜかイヌピー君とココ君までついてきた。
なんなの。
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華(プロフ) - クリスさん» お返事が遅くなりました。コメントありがとうございます！稀咲くんはあんまりですが、半間くん大好きなのでちょこちょこ入れさせていただいています( ´∀｀ )これからも楽しく読んでいただけると幸いです。 (2021年10月26日 16時) (
レス) id: e42c37c445 (このIDを非表示/違反報告)
クリス(プロフ) - 愛されてるヒロイン最高です！キサキとか敵キャラにも地味にスポット当てられてるのも個人的には最高です！続き楽しみにしております！ (2021年10月25日 11時) (レス) id: 6dab28c1fc (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - シガラキさん» コメントありがとうございます！イザナ君不足なので自給自足してみました( ´∀｀ )気に入っていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年10月23日 14時) (レス) id: e42c37c445 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！理想と言っていただけてとても嬉しく思います。これからも楽しんで読んでいただけるよう頑張ります！ (2021年10月23日 14時) (レス) id: e42c37c445 (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - 余りイザナが出てくる作品なくて困ってたところ、この作品を見つけました。本当に面白い作品ですね！続き楽しみに待っています。 (2021年10月23日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2021年10月22日 1時
