ふたりは 8 ページ8
「…さんきゅ、A。」
ふわっと優しい笑顔を
見せてくれて、
"…充電" 小さな声で囁いてから、
玲於は私を抱き締めて長く、甘いキスをした。
玲於の体温が私に移ってくる。
それとともに、身体の中に残る
さっきまでの甘い余韻が戻ってくる。
キュン、と私の奥の方に玲於を感じる。
…今朝はこの始まりで良かったのかも。
身体が覚えてるから。
寂しさが和らいでるのを感じた。
…すごく、身体、ダルいけど、、。
唇が離れる時、玲於は私の下唇の端を
痛くない様にちょっとだけ甘噛みする。
キスの終わりのサイン。
…出発か。
だけど今日はまだそのまま、私の耳の辺りに
頬をつけた姿勢で、玲於は私を離さない。
抱き締めたまま、
玲於の身体が少し緊張したのが分かった。
…言いにくい事がある時は、こんな感じだ。
「…あの、それとさ。またしばらくは
…ほか、にも行かないと、になる。
ごめんな。ちゃんと調整するから。」
「…あ、またLINE。…チッ。あぁもう
うるせぇ、マジ。分かってるっつーの。
…じゃ、俺行くな。A、行ってきます。」
最後は頬に、優しく口付けた。
名残惜しそうに頭を撫でてから
玲於は背を向けた。
『玲於行ってらっしゃい！頑張れ！』
不安にさせたくない。…私は自分の声に
今出来る、精一杯の明るさを込めた。
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あーこっと(プロフ) - １つ１つの動作の表現にあー！！！って萌えてます...。さのれお凄まじいです...。ステキな作品ありがとうございます( ^ω^ ) (2018年4月27日 21時) (
レス) id: c5669fd06b (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - 渚さん» ありがとうございます。とっても励みになります！これからも、頑張りますね！ (2017年11月2日 6時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - 大好きです！ (2017年11月1日 19時) (レス) id: 14484aaa53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2017年9月29日 16時
