トリプルフェイスの真実【降谷零】

11 ページ12

ジン「お前こそ何の茶番だ。

ウォッカ‥どうやらコイツはテメェの立場を理解していないらしい、分からせてやれ」





ウォッカ「ですが‥兄貴」





A「あら？だって、」




それでも怯まずに続けようとすると


ガンッ、


隣から肘鉄砲が飛んできてバーボンの顔を見上げる。







“やめろ”







その瞳がそう物語る。






“大丈夫”





目を細めて合図を送り、もう一度口を開く。






(貴方)「もうそろそろ来るはずだわ、キュラソーの連絡が！




私達はNOCじゃないって、




ドォオオンッ！！



銃声が響く。





ジンワリと赤黒い血が濡らす。






A「‥‥‥痛っ‥‥」




ジン「黙れと言っただろう‥、今度は心臓をぶち抜いてやるぜ」





くっ、と歯を食いしばる。



まだ‥なの？



新一！！






カチャリ、とジンが銃を設置し直す。




ジワジワと肩の痛みが増す。






ジン「さぁ、次はどうする？


バーボン！！！キール！！！！！」




ジンの顔が狂気に笑う。






A「私を撃てばいいでしょ！！！



どうして中途半端で止めるの！？





なに？それとも殺すのにはもったいないとでも思ったわけ？？」

12→←10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す