文スト学パロ！3【双黒】

ファンクラブ ページ35

「…じゃ、解散」


太「ぶー」


山中さんを保護し、再び班行動を開始すべく治達の班に手を振る。この先遭遇しない様クギを刺したかったがルートは既に決まっている為如何しようもない
ので、妥協案として意図的な遭遇をしない事を治に約束させた……無駄だろうけど


中「珍しいな」


「何が？」


中「いつものAなら"もう一緒に回るか"って言ってんだろ」


「あー…まぁ、ね」


あの女子生徒…篠原さんだったか
彼女にとって私は邪魔だろう。折角好きな奴と同じ班になったというのに……少し自意識過剰かな…


「私だって気を使う事くらいあるの」


中「…そーかよ」


寺「本当に取られちゃったら如何するんだろう」


神田達の後ろを歩く寺坂が呟く、隣には山中…反対には


立「…さーな、俺の知った事じゃねーし」


呆れと面倒臭さを全面に出した立原である


寺「私としては推しには幸せになって欲しいんだけど」


立「お前やっぱそれか」


女性限定神田ファンクラブ。どっかの文化部に本部が設置されているらしく、そこに申請をすれば会員になれるらしい


寺「入会するなら幹部の一声で優遇してあげても良いよ」


立「マジかよ…つか幹部とかまであんのかよ」


寺「本人に迷惑かけない様にちゃんと管理はしてる」


立「…盗撮はダメだろ」


寺「会長が許可取った」


立「誰にだよ」


寺「本人」


暫し沈黙…立原は数m先で江戸川に絡まれる本人を見た


立「…マジか彼奴」


寺「"Aさんのお写真をファンのお友達に送ってもよろしいですか…？"って」


因みに本人の返しは「？……うん…？」だったという


立「それグレーだろ」


寺「会長は神田の信頼を得てるから…後輩だけど感心するよね」


立「後は………………待て、待って…判ったわ…」


寺「強いでしょ、会長」


立「そら強えわ！」


ーーー


夕飯時、近くの沖縄料理店に入って席に案内される。旅行客向けな方みたいで、メニューは定番から海の幸全般、沖縄らしい料理の数々


「何にしよう…」


中「A、半分ずつってのはどうだ？」


「それ良い」


寺「色々気になる人はバラしてシェアすれば良いんじゃない？」


とりあえずど定番沖縄そば、ステーキ、ゴーヤチャンプル定食、ソーキそばなどなど大体皆あまり被らずに注文を済ませた

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