文スト学パロ！3【双黒】

ショッピング ページ12

手を伸ばせば無抵抗なのでそのまま口元のチョコを拭った


中「ペロ))…ご馳走さん」


「お粗末様」


初めてやった位の時は軽く引く様な姿勢だったが、今では慣れたものでこんな返しまでして来る
…お粗末様は可愛げなさ過ぎるけどな


「食べ終わったら服見るか」


中「だな」


太「クレープ屋なのに珈琲が結構美味しいね」


「判る。カフェオレ美味しい」


一休みを終え、下る形で服屋を見て回る事になった


「あ、ここメンズだって」


太「入ろう入ろう」


其々軽く散って服を選び始める


中「沖縄ってまだ暑いよな」


太「暖かいよりは暑いって感じかな。1枚上に羽織る物位は考えた方が良いだろうね」


「メンズも結構悪くないね」


メンズ物を眺めながら呟く…割とガチの顔だ


太「そりゃあまぁ…Aなら普通に着こなすだろうけど、普段から時々メンズみたいな服着てるし」


中「頼むからレディース物買ってくれ」


2人の服を買い終え神田の服選びへ…


太「これは？」


「キャラじゃない…あ、これ良い」


中「…短くね？」


「ショーパンだから平気」


太「じゃあこのミニスカートでも良いじゃない」


「そんなピンクなの私が着ると思ってるの？」







太「これで大体買えた？」


「多分大丈夫」


中「俺トイレ行ってくるわ」


荷物を受け取り中也を待つ


「結構楽しかったね」


太「そうだね」


「そういえば、治がブレスレットするなんて珍しいじゃん」


思い出した様に太宰の手首を見つめる


太「まぁね、普段はしないよ」


そう言いながら太宰は手首を持ち上げてブレスレットを外す…4本指でつまむ様に持ったソレを神田の掌に乗せる


太「君にあげる」


「…何で？」


太「中也の贈った物ばかり付けてるなんて面白くない」


以前中也に貰ったチョーカーにトンと指をつく


「ふーん…まぁ良いけど」


ガサガサと荷物を移動しながら、神田はブレスレットを付ける…二重の革紐、その真ん中に1つ青い石の施されたデザイン

付けた手首を太宰に見える様に持ち上げる


「これで満足？」


太「うん、似合ってる」


満足そうな太宰の顔に、呆れた顔をしていると中也が戻って来た


太「じゃあ帰ろうか、買い忘れない？」


中「おう」


「大丈夫」


他愛ない話をしながら家へと帰る…そして


修学旅行が始まる＿＿＿！

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