文スト学パロ！2【双黒】

ー1年生編ー入学式 ページ16

ー1年生 4月ー

「だざーい！…太宰早く出てこい！入学早々遅刻する気⁉」


太「…おはよう、A」


「おはよう、寝癖ついてるよ」


中「はよ」


「おはよう……ネクタイ緩すぎじゃない？浮くよ？」


中「………お前も変わんねぇだろ」


「だって窮屈じゃん」


紅「揃ってるな…早く乗れ」


「おはよう姐さん」


紅「おはよう……良くにあっておるのう」


「ありがと」


車に乗り込み、髪を手櫛する


紅「それにしても主等…ちと崩しすぎじゃ。入学式から浮く気かぇ？」


中「俺等がキチッと着ても似合わねぇだろ」


「いーのいーの…ところで姐さん、帽子って校則違反？」


紅「違反じゃよ」


「だって中也」


中「知るか」


ーーー


紅「後でのぅ」


姐さんと別れ、張り出されたクラスの表を見に行く


「あの子達入学式なのに…凄い着崩し」


「…不良かな…？なんか怖いね」


「でも皆顔は凄く整ってるね…」


小さくボソボソと色んな声


「名前見つかった？」


中「見えねぇ」


「チビ」


中「あ"？」


太「あ、あった！A同じクラスだよ！…げぇ………君もだ中也」


中「俺もテメェとなんざ御免だよ…何組だ？」


太「F組」


中「何処だよそれ」


太宰は肩を竦める


「判らないなら聞けばいい」


さっき私達の事をブツブツ言ってた子達の方へ歩み寄る


「あの」


「え！はい…っ」


「1年の階何処か知らない？私達F組なんだけど」


「え、あ……私達もF組…です」


「そっか！1年間よろしくね」


「はい…あ、1年F組は3階です」


太「Aー聞けた〜？」


「うん！3階だって！……ありがとね、それじゃあまた教室で」


「ぁ…はい…っ」


「クスッ…大丈夫、取って食べたりしないから
不良は否定しないけど、貴女達が殴りかかって来ない限り何もしないよ」


そう言ってガチガチに緊張するその子の唇に人差し指をちょんと触れる


「ふぇ…///」


「バイバイ！」


手を振って2人の所へ戻る

その様子を遠くから見守っていた2人はというと…


((あ……あの子/女子落ちたな…))


「行こっか」


太「そ、そうだね…」

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