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やっと1人になり、外の見れる大きな窓のある廊下をゆっくりと進んでいた
窓に手を触れ、歩きながら手を滑らせる
「……」
2017年を迎える事なく、人類は絶滅する…馬鹿げた話だと、思わないでもない。でも何故か下らないと一蹴する気は起きなかった
かといって完全に信じる気にもならず、ここに来る決断をするのにも時間を要したし…何よりロビンが煩かった
"まさかと思いますけど行きませんよね?…俺は反対だからな、
大体そんなのに手貸したら有る事無い事でいちゃもん付けられてレッドカード切られるのがオチですよ!とにかく!俺は認めねェ!!!"
時計塔への出入りを考えた旨を伝えた時は不機嫌になり、でも最後にはある意味安全かもしれないと呆れ半分に承諾してくれたロビンだったが
この数ヶ月後、カルデアに行こうと思うと伝えた時は本気で怒られた。マジ切れされた…正直凄い怖かった
それでも付いて来てはくれないのかと恐る恐る聞けば…
"…あ"ぁ"⁉行くに決まってんだろうが‼"
マジ切れしながらも付いては来ると言うのだから、何というか…甘い
ロビンは本当…遠慮がなくなった。君はお母さんかって言いたいくらい……というか言った事ある
私はマスターの筈なんだけど…
かく言う私もマリスビリーに誘われたとはいえ、私は人類滅亡を阻止する組織に身を置いて如何しようと言うのだろう
ロ"…一人で思い耽る姿なんて久々に見ました"
「…んー……」
ロ"如何したんです"
「……………………あぁ、そっか」
すとん、と落ちてくるように…答えは結構呆気なく見つかった
なんとも陳腐な答えだ
「流石の私も変わるんだね」
ロ"??……あの"
守りたいものがあるんだ…今の私には
昔は全部自分の為だった……"戦う理由"
子供だった頃とは違うなら
「今度こそ近づくチャンスかもしれないもんね」
私の憧れに
ロ"何なんですか、突然"
「ヒミツ」
まぁ、所長は私を動かす気は無いようだから
精々不戦勝になる事を祈るとしよう
.
そして…時はファーストミッションの日へと移り変わり
それは、彼女にとって再び運命の日となる
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アクエリアス(プロフ) - シディアさん» コメントの返信が遅くなり、大変申し訳ございません。ロビン、尊いですよね…わかります。コメントありがとうございます(*´∇`*) (2022年6月13日 16時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - う、、、、ロビン、、、、くそ尊い、、、アァァァァ!!!!!!、、、、、、、、、、、、、、、、、、更新頑張ってください。 (2021年9月23日 2時) (レス) @page34 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - KKさん» ありがとうございます!!!! (2021年9月11日 15時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
KK - めちゃくちゃ大好きです…! (2021年8月24日 5時) (レス) id: 242033c082 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 9t9さん» 前作含め、お読み頂きありがとうございます!!感動して頂けて感激です(//∇//)アンデルセンとロビン…語ってほしいですね。わかります…更新が化石化して申し訳ないです(汗! (2021年3月28日 23時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アクエリアス | 作成日時:2019年10月7日 1時