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「…成る程…理由を聞いても?」
オ「理由って…貴女、自分がどれ程危険視されているか知らないの⁉」
自分を睨む様に見つめる上司に、彼女は何でもない様に笑みを向けた
「いいえ。自分の事は自分が一番良く分かっている心算です
下手な事をしたらすぐに自由のなくなる身なので」
オ「なら、人類の存亡が関わる案件に貴女の様な危険人物をなるべく関わらせたく無いという私の気持ちは理解して貰えている、という事で良いわね?」
「ふむ……構いませんよ。こちらとしても、あらぬ疑いがかかるくらいなら大人しくしていた方がマシですから
…貴女の指示なく作戦に関わる事はしないと約束しますよ」
潔く従う神楽坂をオルガマリーはジッと見つめる
「……信じられませんか?"罪を犯して聖杯戦争に参加した私"が、今回の作戦においてあっさり貴女の指示に従う事が
なんなら契約書でもお書きしますが…」
オ「い、いいえ、結構です……話は以上よ。貴女には待機命令を出します。私からの指示があるまで何もせず、目立つ行動は控える様に」
「畏まりました。これからよろしくお願いします、所長」
所長室を出て一息ついた神楽坂は首を回して独言る
「動かす気がないなら態々危険人物を近くに置かなければ良いのに…マリスビリー前所長亡き今、私を追い出す事なんて簡単でしょうに」
レ「全ての適正者に声をかけ、迎え入れているんだ」
一緒に部屋を出た男を、神楽坂は横目で一瞥する
「…厄介者を押し付けられて大変ね、彼女も」
レ「これは決定でね…いつか君の力もきっと必要になる」
「私には"お前の様な異端者の力を借りる必要は無い"と言ってる様に聞こえたのだけれど」
レ「そんなことはないさ」
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アクエリアス(プロフ) - シディアさん» コメントの返信が遅くなり、大変申し訳ございません。ロビン、尊いですよね…わかります。コメントありがとうございます(*´∇`*) (2022年6月13日 16時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - う、、、、ロビン、、、、くそ尊い、、、アァァァァ!!!!!!、、、、、、、、、、、、、、、、、、更新頑張ってください。 (2021年9月23日 2時) (レス) @page34 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - KKさん» ありがとうございます!!!! (2021年9月11日 15時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
KK - めちゃくちゃ大好きです…! (2021年8月24日 5時) (レス) id: 242033c082 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 9t9さん» 前作含め、お読み頂きありがとうございます!!感動して頂けて感激です(//∇//)アンデルセンとロビン…語ってほしいですね。わかります…更新が化石化して申し訳ないです(汗! (2021年3月28日 23時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アクエリアス | 作成日時:2019年10月7日 1時