検索窓
今日:29 hit、昨日:14 hit、合計:175,013 hit

嘘つきのついた嘘/樋口一葉 ページ2

「ひーちゃん!」


私をあだ名で呼びながら駆け寄ってくるのは先輩で同い年…友人のA
マフィアなのに明るくて笑顔の似合う女の子


「これから任務?」


「はい、芥川先輩と」


そう言うとAは私の顔を見つめ、笑みをこぼす


「…?」


「ひーちゃん嬉しそうな顔してる、芥川の事本当好きだね〜…でも、怪我しないでよ?美人なんだから!」


「帰ったら、また何処か行きましょうか」


私が提案すると、一瞬彼女の表情が消えた


「そうだね!楽しみだなー」


ほんの一瞬…未熟な私は、違和感こそ感じたものの、杞憂だと思い込み…追求する事はしなかった

ーーーーー

芥川先輩との任務の直後、私はある任務に駆り出された
…裏切り者の始末だ


私も相手も銃口を向けている…そんな時になっても、私はその現実を受け入れることが出来なかった


何で…如何して

「如何して……A」


「これが、私の仕事だからだよ」


何時もとは少し違う、冷たい笑顔
拳銃を向ける手が震える


「貴女に私は撃てないよ」


「撃てます…先輩の命令なら」


「芥川の命令でも貴女には無理だよ…でも、貴女が遣る必要はない」


Aは私に向けていた銃を自分の顳顬に持っていく







「嘘つきな私の最後の嘘…忘れていいよ……"一葉"大好きだよ」


「Aッ‼」


ゴメンね_____



彼女の頭に、紅い花が咲いた…




ーーー
2へ続く

嘘つきのついた嘘/樋口一葉:2→←生きてほしかった…/太宰治



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (250 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
277人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 死ネタ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヒメ* - 梶井くんんんんんんんんんんんん (2017年4月30日 19時) (レス) id: 96291ce8a6 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 黒猫 ??ω??さん» 分かりました! (2016年12月21日 23時) (レス) id: aac96d2a4f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 ??ω??(プロフ) - 賢治君の話がみたいです! (2016年12月21日 15時) (レス) id: a4b4b6f943 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - レイ猫さん» 良かったです!リクエスト有難うございました! (2016年12月11日 10時) (レス) id: aac96d2a4f (このIDを非表示/違反報告)
レイ猫 - ふあぁぁぁ!!双黒!!読んだあと泣きました…!ありがとうございます!これからも更新頑張って下さい! (2016年12月11日 10時) (レス) id: 66bc355b76 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アクエリアス | 作成日時:2016年7月11日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。