歌い手系カフェ店員と声優さん 2nd (ページ48)

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いつもは二日酔いしない頭がガンガンしてる

それより

上半裸の拓也さんと下着とブカブカな拓也さんのTシャツと思われるものしか身に着けてない私

え、どうしよう

『た、、拓也さん？？？』

「んぅ」

『お、起きてください』

「ぁと、ちょっと」

そう言い私の腰に巻き付く腕

『え、ちょっ、』

「もっかいねよーよ

疲れたでしょ？」

7:30

時間には余裕がある

手元にあったスマホで首周りを見る

違和感がある

鎖骨の下辺りに紅い鬱血

つけられてる

お風呂に入ったのか体はベタベタしてないし
髪もサラサラ

『うーーーん』

「何唸ってるの？」

『昨日のこと全く思い出せなくて困ってる』

「間違いは犯してないよ」

そっか、よかった～

え？

『うわっ！起きたんですか？』

「おそww

隣でモゾモゾされたら起きるよw」

『す、すみません』

「Aは俺が付き合ってもない女の子に手を出すような不純な男に見えてんの？」

『いや、そーゆー事じゃないんですけど

なんていうか、格好が格好だったので』

「あー

昨日酔ってそのまま俺が家連れてきて、
Aが自分でお風呂入って、俺のTシャツ貸したの
おれは暑かったのか良くわかんないけど着てないみたい」

『そうですか、、、

すみません！！またまた重ね重ねご迷惑を』

「歩いて帰る！って言ったAを連れてきたの俺だから！俺がひとりで帰したくなかっただけ」

『イケメンですね』

「惚れた？」

『ちょっとドキドキしました』

「!?!?」

絶対顔赤い

『もうちょっとだけ寝ます！！！』

そう言って拓也さんに背を向け寝た