歌い手系カフェ店員と声優さん 2nd

59杯 ページ14

ファンのみんなには泣き顔をあんまり見られたくなかったから、舞台裏まで走った


すると


ステージに出てきてくれたみなさんが
舞台裏で待っててくださった


『わぁ』

ビックリして思わず気の抜けた声が出た

「お疲れA

本当にすごいね！ひとりでこんな大人数集めちゃうんだから！」

「俺もビックリしちゃったよ！！！

Aちゃんがこんなにすごい子だなんて知らなかった！！！
来月から舞台稽古一緒に頑張ろ!!!」


『晋太郎さん、信彦さん！
ありがとうございます！！』


「うぉーーー！

おつかれ！！

すごかったで！！俺感動したわ！」


「ちょっと頑張り過ぎな気もしたけどねw」

「おつかれ、ゆっくり休みなよ」

さかたん、まふさん、そらるさん


私がいない間にみんなは仲良くなったらしくワイワイ話をしてる

「アイリスさーん、」

『はい？』

「お着替え楽屋においておきますね！」

『すみません！お願いします！！』

いいえ〜と言い楽屋においてきてくれるスタッフさん

「アイリス〜！！」

ギュッと後ろから抱きつかれる

顔を見なくてもわかる

『矢田さん！！！！
ほんとに、ほんとにありがとうございました！！』

「いいのよ〜！あんたは妹みたいなものなんだから！お疲れ様、最高に可愛くてかっこよかったよ！」

『ありがとう！！！』

矢田さんは私から離れ

晋太郎さんたちの前に立った

「アイリスをAをこの界隈に留まらせてくれてありがとうございます。
ひとりで溜め込んだりすること多かったから、歌い手やめるって相談受けたときやっぱりかって思った。
けど、あなた方に出会って変わった、本当にありがとうございます」

「いえ、僕らはそんな」

「こーして、歌い手やめなかったのが何よりの証拠です！あたしの仕事がなくならなくてよかった！

舞台のときヘアメイク決まってなかったらあたしに声かけてください。Aのメイクもしたいし、お礼もしたいですから！！」

「ぜひお願いします!」

ってことは？？

『舞台のメイクさん矢田さん？』

「そういうことになるね！！」

『やったー！！！！！』

矢田さんとふたりて騒いでいると


「えーと

すみませーーん」

天ちゃんが声をかけてきた

『ん？？』

「打ち上げ、みんなで行きませんか？って
Aのバンドメンバーさんが、強制じゃなくて行ける人だけでもどうですか？って」

「え、、いいんですか!?!?!」

飲むことが好きな拓也さんがいち早く反応する

「是非！」

『行きましょう！』

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