歌い手系カフェ店員と声優さん

2杯(浅沼side) ページ2

俺は今回新しいチャレンジとして
脚本、演出、キャスティング、監督をすべて俺がやる舞台を行う

なれないことをしようとしているのもあるが、
やることが多くて脚本が進まない

気分転換にカフェで作業をしようか

家に瓶詰め状態だったのもはかどらない原因かもしれないし、







この発想が吉となり俺の人生が変わる出来事が起きるッ！！！
　




なーんてあるはずないよな

まぁ、近くのカフェでまだ行ったことのないカフェがあるからそこでモーニングと仕事を少しやっていこうと思い、早速出かける準備をする


そのカフェは木製で丸太が使われた可愛らしい見た目であるが外から見る店内の雰囲気は落ち着いていて、どこか懐かしさを感じさせられ、ずっと気になっていたのだ


ｶﾗﾝｶﾗﾝ

『いらっしゃいませ！おはようございます！
お好きな席へどうぞ〜』

感じのいい可愛らしい店員さんに声をかけられ席へつく

あまり目立ちたくないので角の席についた
冊子になっているメニューを見る

しかし、、いろんなメニューがあるんだな
モーニングでも3種類はある

フレンチトーストセット
スパゲティ類とサラダセット
サンドイッチのセット
しかも全て飲み物もついてくる

なんて感心していたら

『お決まりでしたらそちらのベルでお呼びください』

先程の愛想のいい店員さんが水を運んできてくれた

「あ、はい」

『ごゆっくりどうぞ〜』


うっっっわ
オススメどれですか？とか聞けばよかった


ﾁﾝｯ

はーい！という声が少し離れた場所から聞こえ、だんだんと足音が近づいてくる

『ご注文でよろしかったですか？』

「はい」

『ご注文お伺いします！』

「サンドイッチセットで飲み物コーヒーで」

『お飲み物は食前、食後のどちらになさいますか？』

「食前で」

『サンドイッチセットお飲み物コーヒー、食前ですね！少々お待ちください！失礼いたします！』

「は〜い」


厨房にオーダーを伝える元気な声がかすかに聞こえて笑ってしまう


持ってきたノートパソコンを広げ台本の続きを書く


男女のこじれたドロドロ恋愛物を書いていく

ほんとはギャグコメディ系でも良かったんだけど
どうしてもAD-LIVEみたいになってしまうから
今回は雰囲気をガラッと変えてガチの舞台に仕上げたい

設定→←1杯

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す