夢日誌【SnowMan】

あと3秒[向井康二] ページ6

『康二見てよ』

向「これって」

『そうだよ、康二のスクープ

"向井康二熱愛か！？相手は超大物女優！"だって』

そう言ってケタケタ笑う私を、ムスッとした顔で見つめる彼

大方、嫉妬してくれないから嫌だ、という感情なのだろう

向「なんでAはさぁ、全然嫉妬してくれへんのぉ？」

今までも色々あった

女優さんと2人でディナーとか

女優さんと2人でデートか！？とか

女優さんと2人でホテル！熱愛か！？とか

でもまぁ、言う程嫉妬をしてこなかったのである

正直、どうでもいいみたいな所あるし

向「ねぇーなんでなぁん」

それをよく思っていないのが、何を隠そう、目の前にいるこの我が彼氏である

嫉妬をしない私を見る度、駄々を捏ねて、ムスッと不機嫌になり、泣きそうな顔をしながら、メソメソ一人で部屋の隅っこで体育座りをするのだ

とてつもなく邪魔である

向「無視しんといて！」

『あ、ごめん
自分の世界に行ってた』

向「もー！またそう言うやんー！」

あ、これはお拗ねモードに突入するぞ

こうなると、ご飯も全く食べてくれなくなるから困るんだよなぁ

『あのさぁ、そんな事でメソメソしないでくれる？』

そう言ってはぁ、とため息をつくと、ショックを受けたように目を見開いて「なんで、」と口をパクパクさせる彼

『別にね、どうでもいいの、スクープとか

だって、康二は私の事大好きでしょ？

それが12分に伝わってるから、もう私は幸せなんだよ

だから、私はこんなのどうだっていいの』

そう告げると、ポカンと口を開けて私を見つめる彼と目が合う

なんだか面白い

向「俺のこと信頼しすぎやろ」

『私の愛しの彼氏様に、信頼しすぎという物は無いんだよ』

嬉しそうに目を細めて、頬を緩める彼

いつでも私の言葉で一喜一憂してくれて

いつでも私のことを想ってくれて

いつでも私を笑顔にしてくれる

そんな君に私は惚れてるの

『そんな事よりもさ、明日のデートの予定立てようよ』

向「そうやな、Aの好きな水族館に行こうか」

君との未来が、明るい世界でありますように

きっと、康二となら作っていけるから

手を取り合って歩めるように

そんな淡い夢を胸に、彼とのこれからに想いを馳せた





『やられたねぇ』

向「綺麗にすっぱ抜かれたなぁ」

『、、、ねぇ、どうする？』

向「このまま、結婚とかしちゃわへん？」

『言うと思ったァ』

向「メディア驚いて腰抜かすで」

『楽しみだね』

向「そうやな」

秘密事[目黒蓮]→←職場にて[阿部亮平]

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