13話 反抗期ではない ページ14
瞼を貫通した日の光に目を開けた。
『＿＿朝、か。』
右に目をやれば、開かれた障子から縁側がのぞく。
青々と艶やかに光る庭の緑が、太陽の光を反射して、これでもかというほど輝く。
『なんて美しい眺めだろー。』
「棒読みにもほどがあるぞ。」
と、顔をのぞかせたのは三日月だった。
相変わらず飄々としているその顔が、私の脳裏をかき乱す。
『昨日はよくも……！』
枕を投げつけたが華麗にかわされ、庭へ飛んでいく。
「はっはっは。言っておくが俺は悪いとは思ってないぞ？言っただろう、双方の同意があってこその契約だと。」
『言った。言ったけどもだな。』
治まらんのだよ。
「まぁ。そういう訳だ。して、腹がすいているんではなかったか？」
『はぁ！？き、昨日はすいてたけど、今は別に』
＿＿ぐぅ。
……何とも融通を聞かない腹なんだろうか。
・
「美味しいだろう？」
『……。』
藤のような紫の髪をしたお兄さんは、机をはさんで向かいで、にこにこと笑う。
『……おいしいです。』
まだ米しか食べてないけどな。
お兄さんは満足したのか、「そうかそうか」と言って席を立った。
「すまんな、歌仙。いい加減死にそうなんでな。」
『誰のせいだと思っとんねんジジイ。』
すんごい形相で睨みつけられた。
おっと、声に出てたか。
『あ、そうだ。
昨日だっけ。私審神者になることになったらしいけど、まず、審神者って何？』
契約？の後、私はぶっ倒れたらしく、まったくもって、何のことかを把握できていない。
「時は西暦＿＿」
『あー、ストップストップ！』
危ない。これは長くなりそうだな。
『ねぇ、紫の人。代わりに3行以内でお願いしていい？』
厨房の方を見て声をかけた。
「3行ねぇ……。
簡単に言えば、僕たちは神で、審神者はそれを従える大将だね。
それで、僕たちは命令された通りに動き、時間遡行軍を撲滅させる。
あ、2行で終わったね。」
そこじゃない。
続く (更新停止中)
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及川パドル(プロフ) - しかし、残り少ない春休みにバシバシ更新していきますので、お付き合いいただけると、嬉しいです。 (2019年4月4日 10時) (
レス) id: b4e1cbb006 (このIDを非表示/違反報告)
及川パドル(プロフ) - 「最近更新してねぇじゃねぇか！」 と思われた審神者様。 申し訳ございませんでした。 少し旅(旅行)に出かけておりました。 といっても更新してなかった日数と旅行期間の計算が合わないんですよねぇ……。 ﾅﾝﾃﾞﾀﾞﾛｰﾅｰ。 (2019年4月4日 10時) (レス) id: b4e1cbb006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：及川パドル | 作成日時：2018年10月28日 12時
