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何気ない仕草 ページ2
話しかけてくれたのは
髪の毛がくせ毛の私と違ってとてもサラサラしていて長さは肩くらいだった。私よりも少し短い。
絢音の机の隣に椅子を持ってきて一緒にお昼ご飯を食べていた。
絢音はお弁当だったが柑菜はコンビニで買ったパンを食べていた。
「髪の毛、ふわふわだね」
と柑菜が言った。
「柑菜ちゃんは髪の毛サラサラだね、羨ましいな」
絢音が答えると
「えー、そうかな?髪の毛くくってもすぐに落ちちゃうよ。私はくせ毛憧れるな」
と言いながら柑菜が絢音の髪の毛を触った。
触ったというか頭を撫でるような仕草だった。
絢音が箸を持つ手は震えていた。
絢音は女性に触られるのが苦手だった。
なので無意識に震えてしまっていた。
「えっ…」
柑菜は戸惑っていた。
「ごめん!ちょっとトイレに行ってくるね」
と言い、絢音は走って教室を出てしまった。
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作者名:marl | 作成日時:2017年4月22日 23時